仲良し4人で精子の観察
- 2019/05/28
- 23:53
小6の頃だった。
仲がいい友達(♂)と、また別に仲がいい同士の♀2人がいて、いつもではないが、時々その4人で遊んだ。
仮に名前は俺(トモヤ)、コウジ(♂)、エリ(♀)、タマミ(♀)としておく。
(実際お互いを名前で呼び合ってた)
あの頃って、エッチなことに興味があっても、体がついていけなくて、実行できないみたいな時期だった。
立てた人差し指を、もう片方の手の中に入れたり出したりして、「ハメッコ、ハメッコ」なんて、男子も女子も喜んでやってたり。
エッチなナゾナゾーー。
「『これからセイリ委員会を始めます。シキュウ集まってください』と放送したら女子ばっか集まった。なぜか?」
「『今日はシャセイ大会です』と言ったら、女子は帰った。なぜか?」
・・・なんていうのが平気で交わされていた。
そんなのは、その4人の間だけだったのかも知れないが、とにかく幼稚だったし、エッチなんて言っても、よく分からなかった。
でも興味だけはあった。
で、それは夏休みで、遊び場はエアコンが効いた家の中だった。
4人で俺の家でゲームをして遊んでいると、エリの股間が見えた。
パンツから何かはみ出していた。
ナプキンと直感した。
初めて見たので、結構衝撃的だった。
だから、ジロジロ見てしまった。
「やだ!エッチ!!」
視線を感じたエリは膝をペタンと下ろした。
「エリ、生理?」
俺は悪びれずに言った。
タマミが初潮になってるのは、春に聞いて知っていたが、その時はエリはまだだった。
するとコウジが、「そういうのって、良くないね。『女子の前で言うな』って先生言ってたっけ・・・」と、俺の非難を始めた。
確かにそう教わっていた。
「でも見えちゃった」
そんな男子をよそに、当の女子2人はあまり気にしてないのか・・・。
「今朝、なっちゃったんだよね」
「そう・・・」
「別に、隠したって、しょうがないもんね」
・・・などと会話をしていた。
その場はそれで終わったけど、その後エリがトイレに行くと、今度はコウジがエリの生理の話をした。
「もしかして、ショチョウ?」と戻って来たエリをからかった。
「違うよね。ヘヘ・・・」
エリはタマミと顔を合わせて言った。
「他に、誰が(初潮)なってっるの?」
それに気付いたコウジが、「本当にエリ、(初潮に)なってんの!(証拠)見せてみろよ」と、エリに要求した。
エリは、理詰めなところが、コウジと似ていた。
だから感情でなく、実証するタイプだった。
で、エリは、両足を立て、その場でスカートを捲り上げた。
「ほら!見なよ!」
みんなエリの股間を見た。
「やだ!エリ!」
タマミは小さな叫びを上げた。
エリの股間は、ナプキンがしっかりとあてがわれてて、パンツからはみ出していた。
「そんな、いいじゃん、見せなくって」
タマミは言った。
でも、そのエリの大胆な行動に、男子2人は黙ってしまった。
「そういう、男子はさ、2人とも、精通したの?」
エリは足を下ろして聞いた。
女子がこんなに教えたんだから、今度は男子が教える番だ、という雰囲気だった。
男は大人になると、チンコ(学校では『ペニス』と習った)から精子が出る、子宮に出す、とも教えられていた。
それで赤ちゃんが出来るとも。
オチンチンを弄ってると自然と出るとも教えられていた。
でも、はっきり言ってピンと来なかった。
自分が射精すると思ってなかったし、したいとも思わなかった。
だから俺の答えは簡単だった。
「オレ、まだ」
いつしか3人は、コウジにその場でやって見せるよう求めていた。
「エリの生理を見たので、男子も射精して見せろ」というのは女子の要求で、俺は俺でどんなものか興味があった。
「『人前でするな』って、先生に言われたよな」
コウジは俺の顔を見て言った。
そういえば、確かそんな事を先生が言ってた。
「なんで?」
タマミが聞いた。
「うーん」
そう言われると、理由はよくわかんなかった。
「見せるもんじゃないし・・・。(見ても)面白くないし・・・」
コウジは答えた。
「いいじゃん。あたしたちが『いい』って言ってるんだから」
その一言で決まった。
コウジはチンコを出した。
「キャーッ」
女子は声を上げた。
でもそれは、コウジの行動がいきなりだったからで、チンコを見るのが恥ずかしかったからでは無いと思う。
コウジは4年生の頃、よく俺らの前でふざけてチンコを出していたから。
だから、すぐに女子も落ち着いて、コウジのチンコを見た。
コウジはチンコを擦った。
その間、コウジに色々聞いた。
いつ精通があったかとか、これまで何回くらい出たかとか。
でも3人の中で一番興味を示していたのは俺だったように思う。
「射精して、痛くない?」
「まさか!すっげえ気持ちいいよ」
これも意外だった。
俺は女子の生理は苦しいと教わっていたし、出産も苦しいので、当然、射精も辛いものだと信じていた。
(セックスは快感だと理解していた。でも、セックス=射精と考えられなかった・・・というかピンと来なかった。そのあたり子供)
「出るよ」
コウジはティッシュを2~3枚取ると、チンコを包むように当てた。
ティッシュにジュワッと液体が染み出した。
「あ~っ!」
みんな声を上げた。
ティッシュを放すと、コウジの亀頭はネバネバした液で包まれていた。
初めて見る精液は、かなりグロテスクだった。
タマミは「へぇ~」ってな感じだったが、エリは気持ち悪そうに目を背けた。
何より俺のショックは大きかった。
なぜなら、見慣れたチンコから、明らかにオシッコとは違う物質が出ている。
その光景が信じられなかったからだ。
自分のチンコでは有り得ない光景だ。
「ほんとに痛くない?」
やはり、唯一の関心はそれだった。
「うん」
タマミはコウジの手首を掴んで、ティッシュについた精液を観察していた。
「よく見れるね」
エリは言った。
「面白いよ、見てみなよ」
エリはそっとチンコと、ティッシュの方に目をやった。
「ふ~ん」
いつしか女子2人は、コウジの精液を観察していた。
俺は、コウジの射精を見て、自分も出来るか試してみたくなった。
それまで、射精は痛いものだと思い込んでいたから怖かった。
でも痛くないと聞いたし、なによりコウジに出来て、俺が出来ないのは不満だった。
「俺もやってみていい?」
女子も含め、みんなに聞いてみた。
「いいんじゃない。やってみなよ」とエリは言った。
「トモヤのチンチンって、見たことないよね?別に見たく無いけど」
タマミは薄笑みをして、エリの顔を見て言った。
「え、あたしは見てみたい。ナンチャッテ・・・」
ずっとゲームばっかやってて、退屈してたから、何でもありだった。
女子が了解したので、俺は遠慮なくチンコを出して擦り始めた。
それを見て女子2人はニヤニヤ笑い始めた。
「2人のチンチン、違いますね」
コウジのチンコは半勃ちで、俺のはフニャフニャしてて、手を放すと皮をかぶるような状態だった。
「勃起してないんだよ」
コウジは言った。
「ボッキ・・・?あ、そうか。おっきくなるんだ」
タマミがそう言ってる間に、俺のチンコは勃起していた。
「あ、やだ。すごいおっきい」
「どう?出る?」
女子2人は、聞いた。
コウジはティッシュを取り出して俺に渡した。
しばらくすると『ものすごい尿意』が来た。
生まれて初めての射精感だった。
「シッコ出そう!」
「え、やだ、オシッコ!?」
女子は身を引いた。
「出せよ!」
コウジは言った。
でも絶対、小便が出ると思った。
「え、違う!シッコ!あ、漏れそう!」
「それでいいんだよ!出るんだよ!」
ジョボジョボ小便が出たらどうしようと思いつつも、我慢の限界だった。
コウジの言うことを信じて、ティッシュをチンコに当てて、チンコの力を抜いた。
すると、“ピュッ”と1回だけ尿道口から液が飛び出した感覚があって、オシッコしたい感覚はスッと消えた。
「あれ?やっぱり(オシッコ)出ない」
そう言って、訳も分からずティッシュを見ると、透明な液がわずかに糸を引いた。
明らかにオシッコとは違ってた。
「見せて、見せて」
すぐに女子がティッシュを覗き込んだ。
ほんのちょっとだけ濡れていた。
「やだ、マジ、オシッコ!?」
「全然出てないじゃん」
「出てないよ」
女子は口々に言った。
「ちょっとだけ出た!」
俺は亀頭の先の液を指に取って、皆に見せた。
「え、ちょっと待って、それって精子?」
タマミは聞いた。
疑っていた。
「わかんない。かもね。でもなんか、色ついてないね」
コウジは言った。
とにかく『白くない』というだけで、精液ではないと(特に女子からは)思われた。
「ヤダァ!漏らしたの!?」
俺にとっては、ネバネバした液がチンコから出たのは初めてだったので、それは重大な出来事で感動だった。
でも、女子にしてみれば、チンコから出るモノをいつも見ているわけはないから、「なんだ、精液じゃないんだ」の一言で片付けられるものだった。
(特に女子のマンコからは、粘っこい液が分泌するのは、当たり前なようで・・・)
何日か後、俺は本物の射精をした。
白色の液が出た。
誰かに教えたくて、次の日、エリに電話をした。
最初は宿題とかの話で、キリのよいところ話題を変えた。
「全然関係ないけど、俺も昨日、射精したよ。初めて。うん。白かったから」
俺はエリが好きだった。
だから、真っ先にエリに言った。
男として認められたかったんだと思う。
「え、本当?見たい。今から行っていい?」
「いいよ。でも、みんなには内緒ね」
しばらくしてエリは家に来た。
「これで見てみよう」と、手下げ袋の中を見せた。
学習用の顕微鏡が入っていた。
エリは理科が好きで、この間のコウジの射精の後、精液を観察する事を思いついたそうだ。
おもしろそうだったので「いいよ」と答えた。
どんな物が観れるか、わくわくしながらマスターベーションをした。
その間、エリは顕微鏡を箱から出して準備をしていた。
「まず、この中に入れるからね」
エリはニコニコしながらシャーレを見せた。
顕微鏡の付属らしい。
射精したくなった。
「出るよ。貸して!」
俺は自分でシャーレを持って出すつもりだったが、エリはシャーレを上向きに持ったまま、チンコの高さでくらいで手を差し出した。
「うん。じゃあ、ここに入れて」
(そういう事か・・)と思い、俺はエリに近づき、シャーレの上辺りでチンコをこすった。
エリの目の前だった。
「あ、出る」
シャーレに向けて射精した。
まるでエリの手のひらに射精するみたいだった。
ドク・・。
「うわあぁっ!出た!」
エリはチンコから噴出する精液にとても驚いた様子だ。
上半身を俺から遠ざけて硬直させ、手だけを突き出すような格好をした。
ドク、ドク、ドク・・・。
「うゎ、すごい・・・。すごいね。マジ白いし・・・」
はじめ、エリは体ごと目を背けるような姿勢をしたが、射精が山を越えるとエリの緊張は解け、覗きこむようにシャーレを見た。
真っ白い液がいっぱい溜まっていた。
「へぇ~。コウジの(精子)か・・・」
射精を見て、エリは満足げだったし、俺もエリに認められたようで、嬉しかった。
エリは精液をスポイトで取り、サンプルを作った。
俺は精液を出すという役目を終えて、ズボンを履いていた。
その間、エリは顕微鏡を覗きながら、慎重にピントを合わせていた。
「うわぁ!マジ動いてる!!すごいよぉ!!マジ!!」
俺も覗くと、無数の粒々(つぶつぶ)が、ウヨウヨと動く様子が見えた。
「生きてる!!ねえ、タマミ呼ぼうよ?」
「ああ、いいよ」
今考えればエリは『生命の神秘』に触れた感動を自分1人で受け止められず、親友を呼んだという事なんだと思う。
すぐにタマミが来た。
エリの興奮に反して、タマミの反応は冷めていて、顕微鏡を覗いても精液とは信じてないみたいだった。
「これって、池の水かなんか?」と言った。
動いているのはボウフラかミジンコに見えたらしい。
「本物の精子だよ!」
エリは言った。
「トモヤの?トモヤ(射精)できないじゃなかったっけ!?」
「できる。ほら」
俺は、精液を出したシャーレをタマミに見せた。
「何これ?鼻水?」
真っ向から否定された。
「本当にそれ、トモヤの(精液)なんだから・・・。あたし出るとこ見てたもん」
エリは言った。
「え~、2人っきりで?アヤシイ~。何してたの?」
「やだ、もう・・・。ねえ、トモヤ、もう1回出してよ」
俺もそうするしかないと思い。
チンコを出して擦った。
でも小学生の体で、そうそう何回も続けて射精なんかできない。
いくら擦っても勃起すらしなかった。
「もうダメ」
「じゃあ、コウジ呼ぼうか」
タマミが提案したので、コウジの精液を観察することになった。
やって来たコウジにこれまでの話をすると、コウジはまた、マスターベーションを始めた。
その頃、俺も少し回復したので、一緒にマスターベーションした。
でも、2人とも、なかなか射精できない。
「出ねぇヨ。(もっと)早く言ってくれればなぁ。昨日、出たばっかだから」
「え?シコシコしたの?男子って、なんでそんな事ばっかりするワケ!」
タマミは、自分の思い通りにならない事に、苛立って言った。
「『なんで?』って・・・、なんか出したいよな!女子にはわかんないよ!」
コウジは俺の顔を見て言った。
「早く出ねえかな。出ろっ、出ろっ」
コウジはチンコを激しく擦って言った。
「まだ出ない?さっき、すぐ出たじゃん!」
エリは俺の顔を見て言った。
「なんかダメ(出ない)!」
俺は言った。
「どっちでもいいから、早く出せ~。チャン・チャン、チャン♪・・・」
タマミは手を叩きながら、運動会に使う曲のフレーズを歌った。
「出るかも」
コウジは、ティッシュを取り出した。
俺も負けじと激しくチンコをこすった。
でもチンコが痛くなり、諦めてズボンを上げて座った。
「やっぱり、だめ?」
横座りしていたエリが俺の目を見て言った。
「うん」
「おっと!ついにトモヤは脱落!残るはコウジだけです。コウジも、果たして(射精)できるのか!?」
タマミはテレビ中継のアナウンスみたいに言った。
コウジはさらに激しくチンコをこすった。
「う、う、う・・・うん」
コウジは苦しそうだった。
「出た。ハァ、ハァ・・・」
コウジはティッシュの上に射精した。
覗くと、モッコリした糊みたいな精液がついていた。
タマミはそのティッシュを取り上げ、慌てて小指の先に少し精液をつけて、「ガラスかして、早く、早く」と催促した。
「やだ、よくそんなの触れるね」
エリは驚きながらも、タマミにプレパラートを渡し、タマミはそれに精液を少し塗ると、エリはそれを顕微鏡にセットし、観察した。
「どう?」
タマミやコウジは聞いた。
でもエリは倍率を変えたり、プレパラートをずらしたりしていた。
「見えた?」
なかなか顔を上げない。
「なんか見えないヨ。なんにも」
その後も顕微鏡を色々調整したが、結局、泡粒しか見えなかった。
それで4人のだいたいの結論は、『コウジはまだ未熟だから、精子ができていない』というものだった。
エリもコウジも特に納得したようだった。
これで、この『精子観察』の件は、とりあえずみんな口にしないまま、夏休みは過ぎていった。
後半は『女子の番』みたいな方向に発展したんだけど、ヤッパあんまエロくない。
今思えば勿体無い出来事だが、あの頃はオマンコはすごい『神秘』だったけど、性欲の対象ではなかったから仕方ない。
今だったら、迷わず入れちゃうケド。
4人は、フツーに小学校を卒業しちゃう。
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仲がいい友達(♂)と、また別に仲がいい同士の♀2人がいて、いつもではないが、時々その4人で遊んだ。
仮に名前は俺(トモヤ)、コウジ(♂)、エリ(♀)、タマミ(♀)としておく。
(実際お互いを名前で呼び合ってた)
あの頃って、エッチなことに興味があっても、体がついていけなくて、実行できないみたいな時期だった。
立てた人差し指を、もう片方の手の中に入れたり出したりして、「ハメッコ、ハメッコ」なんて、男子も女子も喜んでやってたり。
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「『これからセイリ委員会を始めます。シキュウ集まってください』と放送したら女子ばっか集まった。なぜか?」
「『今日はシャセイ大会です』と言ったら、女子は帰った。なぜか?」
・・・なんていうのが平気で交わされていた。
そんなのは、その4人の間だけだったのかも知れないが、とにかく幼稚だったし、エッチなんて言っても、よく分からなかった。
でも興味だけはあった。
で、それは夏休みで、遊び場はエアコンが効いた家の中だった。
4人で俺の家でゲームをして遊んでいると、エリの股間が見えた。
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ナプキンと直感した。
初めて見たので、結構衝撃的だった。
だから、ジロジロ見てしまった。
「やだ!エッチ!!」
視線を感じたエリは膝をペタンと下ろした。
「エリ、生理?」
俺は悪びれずに言った。
タマミが初潮になってるのは、春に聞いて知っていたが、その時はエリはまだだった。
するとコウジが、「そういうのって、良くないね。『女子の前で言うな』って先生言ってたっけ・・・」と、俺の非難を始めた。
確かにそう教わっていた。
「でも見えちゃった」
そんな男子をよそに、当の女子2人はあまり気にしてないのか・・・。
「今朝、なっちゃったんだよね」
「そう・・・」
「別に、隠したって、しょうがないもんね」
・・・などと会話をしていた。
その場はそれで終わったけど、その後エリがトイレに行くと、今度はコウジがエリの生理の話をした。
「もしかして、ショチョウ?」と戻って来たエリをからかった。
「違うよね。ヘヘ・・・」
エリはタマミと顔を合わせて言った。
「他に、誰が(初潮)なってっるの?」
それに気付いたコウジが、「本当にエリ、(初潮に)なってんの!(証拠)見せてみろよ」と、エリに要求した。
エリは、理詰めなところが、コウジと似ていた。
だから感情でなく、実証するタイプだった。
で、エリは、両足を立て、その場でスカートを捲り上げた。
「ほら!見なよ!」
みんなエリの股間を見た。
「やだ!エリ!」
タマミは小さな叫びを上げた。
エリの股間は、ナプキンがしっかりとあてがわれてて、パンツからはみ出していた。
「そんな、いいじゃん、見せなくって」
タマミは言った。
でも、そのエリの大胆な行動に、男子2人は黙ってしまった。
「そういう、男子はさ、2人とも、精通したの?」
エリは足を下ろして聞いた。
女子がこんなに教えたんだから、今度は男子が教える番だ、という雰囲気だった。
男は大人になると、チンコ(学校では『ペニス』と習った)から精子が出る、子宮に出す、とも教えられていた。
それで赤ちゃんが出来るとも。
オチンチンを弄ってると自然と出るとも教えられていた。
でも、はっきり言ってピンと来なかった。
自分が射精すると思ってなかったし、したいとも思わなかった。
だから俺の答えは簡単だった。
「オレ、まだ」
いつしか3人は、コウジにその場でやって見せるよう求めていた。
「エリの生理を見たので、男子も射精して見せろ」というのは女子の要求で、俺は俺でどんなものか興味があった。
「『人前でするな』って、先生に言われたよな」
コウジは俺の顔を見て言った。
そういえば、確かそんな事を先生が言ってた。
「なんで?」
タマミが聞いた。
「うーん」
そう言われると、理由はよくわかんなかった。
「見せるもんじゃないし・・・。(見ても)面白くないし・・・」
コウジは答えた。
「いいじゃん。あたしたちが『いい』って言ってるんだから」
その一言で決まった。
コウジはチンコを出した。
「キャーッ」
女子は声を上げた。
でもそれは、コウジの行動がいきなりだったからで、チンコを見るのが恥ずかしかったからでは無いと思う。
コウジは4年生の頃、よく俺らの前でふざけてチンコを出していたから。
だから、すぐに女子も落ち着いて、コウジのチンコを見た。
コウジはチンコを擦った。
その間、コウジに色々聞いた。
いつ精通があったかとか、これまで何回くらい出たかとか。
でも3人の中で一番興味を示していたのは俺だったように思う。
「射精して、痛くない?」
「まさか!すっげえ気持ちいいよ」
これも意外だった。
俺は女子の生理は苦しいと教わっていたし、出産も苦しいので、当然、射精も辛いものだと信じていた。
(セックスは快感だと理解していた。でも、セックス=射精と考えられなかった・・・というかピンと来なかった。そのあたり子供)
「出るよ」
コウジはティッシュを2~3枚取ると、チンコを包むように当てた。
ティッシュにジュワッと液体が染み出した。
「あ~っ!」
みんな声を上げた。
ティッシュを放すと、コウジの亀頭はネバネバした液で包まれていた。
初めて見る精液は、かなりグロテスクだった。
タマミは「へぇ~」ってな感じだったが、エリは気持ち悪そうに目を背けた。
何より俺のショックは大きかった。
なぜなら、見慣れたチンコから、明らかにオシッコとは違う物質が出ている。
その光景が信じられなかったからだ。
自分のチンコでは有り得ない光景だ。
「ほんとに痛くない?」
やはり、唯一の関心はそれだった。
「うん」
タマミはコウジの手首を掴んで、ティッシュについた精液を観察していた。
「よく見れるね」
エリは言った。
「面白いよ、見てみなよ」
エリはそっとチンコと、ティッシュの方に目をやった。
「ふ~ん」
いつしか女子2人は、コウジの精液を観察していた。
俺は、コウジの射精を見て、自分も出来るか試してみたくなった。
それまで、射精は痛いものだと思い込んでいたから怖かった。
でも痛くないと聞いたし、なによりコウジに出来て、俺が出来ないのは不満だった。
「俺もやってみていい?」
女子も含め、みんなに聞いてみた。
「いいんじゃない。やってみなよ」とエリは言った。
「トモヤのチンチンって、見たことないよね?別に見たく無いけど」
タマミは薄笑みをして、エリの顔を見て言った。
「え、あたしは見てみたい。ナンチャッテ・・・」
ずっとゲームばっかやってて、退屈してたから、何でもありだった。
女子が了解したので、俺は遠慮なくチンコを出して擦り始めた。
それを見て女子2人はニヤニヤ笑い始めた。
「2人のチンチン、違いますね」
コウジのチンコは半勃ちで、俺のはフニャフニャしてて、手を放すと皮をかぶるような状態だった。
「勃起してないんだよ」
コウジは言った。
「ボッキ・・・?あ、そうか。おっきくなるんだ」
タマミがそう言ってる間に、俺のチンコは勃起していた。
「あ、やだ。すごいおっきい」
「どう?出る?」
女子2人は、聞いた。
コウジはティッシュを取り出して俺に渡した。
しばらくすると『ものすごい尿意』が来た。
生まれて初めての射精感だった。
「シッコ出そう!」
「え、やだ、オシッコ!?」
女子は身を引いた。
「出せよ!」
コウジは言った。
でも絶対、小便が出ると思った。
「え、違う!シッコ!あ、漏れそう!」
「それでいいんだよ!出るんだよ!」
ジョボジョボ小便が出たらどうしようと思いつつも、我慢の限界だった。
コウジの言うことを信じて、ティッシュをチンコに当てて、チンコの力を抜いた。
すると、“ピュッ”と1回だけ尿道口から液が飛び出した感覚があって、オシッコしたい感覚はスッと消えた。
「あれ?やっぱり(オシッコ)出ない」
そう言って、訳も分からずティッシュを見ると、透明な液がわずかに糸を引いた。
明らかにオシッコとは違ってた。
「見せて、見せて」
すぐに女子がティッシュを覗き込んだ。
ほんのちょっとだけ濡れていた。
「やだ、マジ、オシッコ!?」
「全然出てないじゃん」
「出てないよ」
女子は口々に言った。
「ちょっとだけ出た!」
俺は亀頭の先の液を指に取って、皆に見せた。
「え、ちょっと待って、それって精子?」
タマミは聞いた。
疑っていた。
「わかんない。かもね。でもなんか、色ついてないね」
コウジは言った。
とにかく『白くない』というだけで、精液ではないと(特に女子からは)思われた。
「ヤダァ!漏らしたの!?」
俺にとっては、ネバネバした液がチンコから出たのは初めてだったので、それは重大な出来事で感動だった。
でも、女子にしてみれば、チンコから出るモノをいつも見ているわけはないから、「なんだ、精液じゃないんだ」の一言で片付けられるものだった。
(特に女子のマンコからは、粘っこい液が分泌するのは、当たり前なようで・・・)
何日か後、俺は本物の射精をした。
白色の液が出た。
誰かに教えたくて、次の日、エリに電話をした。
最初は宿題とかの話で、キリのよいところ話題を変えた。
「全然関係ないけど、俺も昨日、射精したよ。初めて。うん。白かったから」
俺はエリが好きだった。
だから、真っ先にエリに言った。
男として認められたかったんだと思う。
「え、本当?見たい。今から行っていい?」
「いいよ。でも、みんなには内緒ね」
しばらくしてエリは家に来た。
「これで見てみよう」と、手下げ袋の中を見せた。
学習用の顕微鏡が入っていた。
エリは理科が好きで、この間のコウジの射精の後、精液を観察する事を思いついたそうだ。
おもしろそうだったので「いいよ」と答えた。
どんな物が観れるか、わくわくしながらマスターベーションをした。
その間、エリは顕微鏡を箱から出して準備をしていた。
「まず、この中に入れるからね」
エリはニコニコしながらシャーレを見せた。
顕微鏡の付属らしい。
射精したくなった。
「出るよ。貸して!」
俺は自分でシャーレを持って出すつもりだったが、エリはシャーレを上向きに持ったまま、チンコの高さでくらいで手を差し出した。
「うん。じゃあ、ここに入れて」
(そういう事か・・)と思い、俺はエリに近づき、シャーレの上辺りでチンコをこすった。
エリの目の前だった。
「あ、出る」
シャーレに向けて射精した。
まるでエリの手のひらに射精するみたいだった。
ドク・・。
「うわあぁっ!出た!」
エリはチンコから噴出する精液にとても驚いた様子だ。
上半身を俺から遠ざけて硬直させ、手だけを突き出すような格好をした。
ドク、ドク、ドク・・・。
「うゎ、すごい・・・。すごいね。マジ白いし・・・」
はじめ、エリは体ごと目を背けるような姿勢をしたが、射精が山を越えるとエリの緊張は解け、覗きこむようにシャーレを見た。
真っ白い液がいっぱい溜まっていた。
「へぇ~。コウジの(精子)か・・・」
射精を見て、エリは満足げだったし、俺もエリに認められたようで、嬉しかった。
エリは精液をスポイトで取り、サンプルを作った。
俺は精液を出すという役目を終えて、ズボンを履いていた。
その間、エリは顕微鏡を覗きながら、慎重にピントを合わせていた。
「うわぁ!マジ動いてる!!すごいよぉ!!マジ!!」
俺も覗くと、無数の粒々(つぶつぶ)が、ウヨウヨと動く様子が見えた。
「生きてる!!ねえ、タマミ呼ぼうよ?」
「ああ、いいよ」
今考えればエリは『生命の神秘』に触れた感動を自分1人で受け止められず、親友を呼んだという事なんだと思う。
すぐにタマミが来た。
エリの興奮に反して、タマミの反応は冷めていて、顕微鏡を覗いても精液とは信じてないみたいだった。
「これって、池の水かなんか?」と言った。
動いているのはボウフラかミジンコに見えたらしい。
「本物の精子だよ!」
エリは言った。
「トモヤの?トモヤ(射精)できないじゃなかったっけ!?」
「できる。ほら」
俺は、精液を出したシャーレをタマミに見せた。
「何これ?鼻水?」
真っ向から否定された。
「本当にそれ、トモヤの(精液)なんだから・・・。あたし出るとこ見てたもん」
エリは言った。
「え~、2人っきりで?アヤシイ~。何してたの?」
「やだ、もう・・・。ねえ、トモヤ、もう1回出してよ」
俺もそうするしかないと思い。
チンコを出して擦った。
でも小学生の体で、そうそう何回も続けて射精なんかできない。
いくら擦っても勃起すらしなかった。
「もうダメ」
「じゃあ、コウジ呼ぼうか」
タマミが提案したので、コウジの精液を観察することになった。
やって来たコウジにこれまでの話をすると、コウジはまた、マスターベーションを始めた。
その頃、俺も少し回復したので、一緒にマスターベーションした。
でも、2人とも、なかなか射精できない。
「出ねぇヨ。(もっと)早く言ってくれればなぁ。昨日、出たばっかだから」
「え?シコシコしたの?男子って、なんでそんな事ばっかりするワケ!」
タマミは、自分の思い通りにならない事に、苛立って言った。
「『なんで?』って・・・、なんか出したいよな!女子にはわかんないよ!」
コウジは俺の顔を見て言った。
「早く出ねえかな。出ろっ、出ろっ」
コウジはチンコを激しく擦って言った。
「まだ出ない?さっき、すぐ出たじゃん!」
エリは俺の顔を見て言った。
「なんかダメ(出ない)!」
俺は言った。
「どっちでもいいから、早く出せ~。チャン・チャン、チャン♪・・・」
タマミは手を叩きながら、運動会に使う曲のフレーズを歌った。
「出るかも」
コウジは、ティッシュを取り出した。
俺も負けじと激しくチンコをこすった。
でもチンコが痛くなり、諦めてズボンを上げて座った。
「やっぱり、だめ?」
横座りしていたエリが俺の目を見て言った。
「うん」
「おっと!ついにトモヤは脱落!残るはコウジだけです。コウジも、果たして(射精)できるのか!?」
タマミはテレビ中継のアナウンスみたいに言った。
コウジはさらに激しくチンコをこすった。
「う、う、う・・・うん」
コウジは苦しそうだった。
「出た。ハァ、ハァ・・・」
コウジはティッシュの上に射精した。
覗くと、モッコリした糊みたいな精液がついていた。
タマミはそのティッシュを取り上げ、慌てて小指の先に少し精液をつけて、「ガラスかして、早く、早く」と催促した。
「やだ、よくそんなの触れるね」
エリは驚きながらも、タマミにプレパラートを渡し、タマミはそれに精液を少し塗ると、エリはそれを顕微鏡にセットし、観察した。
「どう?」
タマミやコウジは聞いた。
でもエリは倍率を変えたり、プレパラートをずらしたりしていた。
「見えた?」
なかなか顔を上げない。
「なんか見えないヨ。なんにも」
その後も顕微鏡を色々調整したが、結局、泡粒しか見えなかった。
それで4人のだいたいの結論は、『コウジはまだ未熟だから、精子ができていない』というものだった。
エリもコウジも特に納得したようだった。
これで、この『精子観察』の件は、とりあえずみんな口にしないまま、夏休みは過ぎていった。
後半は『女子の番』みたいな方向に発展したんだけど、ヤッパあんまエロくない。
今思えば勿体無い出来事だが、あの頃はオマンコはすごい『神秘』だったけど、性欲の対象ではなかったから仕方ない。
今だったら、迷わず入れちゃうケド。
4人は、フツーに小学校を卒業しちゃう。