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エッチな体験談

腕を骨折した夫の従兄弟を食べちゃったイケナイ人妻のSEX体験

  
海を見て、優良は、やっと物思いから開放されたような気がした。

優良は、東京から2時間ほどの、ある小島に来ていた。

ここには、真の父の実家がある。

真の祖父母は、真と優良が結婚する前に亡くなり、

今はその家には、真の父親の弟、つまり叔父の家族が住んでいる。

家のすぐ近くには、小野田家代々の墓があり、

少年時代の真は、夏休みになると遊びに来て、

海で泳いだり、かぶと虫を捕って過ごしたという。


今年の夏は、真の仕事が忙しく、

まとまった休みがとれそうになかった。

そこで、墓参りがてら、真の叔父の家で、

短いバカンスを過ごそうということになったのだ。

真は、今日の夕方、東京から着くことになっている。

一足先に出発したら、という真の提案に、優良は、甘えることにした。

一日でも早く東京を離れたかった。

山田をできるだけ避けたいというのは、もちろんだが、ずるずると、あのまま流されていきそうな自分が恐ろしかった。

「ほんと、きれいな所ね、連れてきてくれてありがとう」

優良は、かたわらの少年にほほえみかけた。

少年は、まぶしそうな顔をして、はにかむ。

真の従兄弟、高校生の真一だ。

右腕に包帯を巻いて、首から提げている。

自転車の無理なこぎ方をして、転んで骨折したのだという。

遊びにもいけず、ひまそうにしていた真一に、優良は、砂浜への案内を頼んだのだ。

案内といっても、叔父の家からこの小さな砂浜までは、歩いても5分ほどしかかからなかった。

優良が、いきなりTシャツを脱いだので、少年は、あわてて目を背けた。

もちろん、シャツの下は水着だ。

(ちょっと、大胆だったかしら……)

優良も、少し顔を赤らめた。

光沢のある生地の水色のビキニは、今年の六月に東京のデパートで、真と一緒に選んだものだ。

優良のこの水着姿は、真も、まだ見ていない。

真一の真っ赤な顔を見て、悪いとは思いながら、優良は、くすくすと笑ってしまった。

(かわいいな。真さんも、こんな感じの男の子だったのかしら)

真一とは、東京で行われた優良たちの結婚式で会って以来だった。

そのときの真一は、まだ半ズボン姿の小〇生だったのだが、今や身長は真と同じくらいで、高校の剣道部だという少年は、細身ではあるが、すっかりたくましい体つきになっていた。

二人は、砂浜にビニールシートを引いて、そこに座った。

普段から地元の人間しか来ないような砂浜で、今も、優良たちのほかには、小さな子どもを連れた母親がいるだけだ。

空は、真っ青に晴れ渡り、水平線上には、入道雲がのしかかっている。

午後の太陽は、さんさんと照りつける。

優良は、ビーチバッグから、サンオイルを取り出すと、胸や、わき腹に塗りつけ始めた。

真一は、目のやり場に困って、固まったように海を見ている。

Tシャツにジーパン姿で、スニーカーを履いているので、水に入ることもできない。

「ぼ、ぼく、ジュース買ってくるよ」

急に思いついたのか、せきこみながら立ち上がろうとする。

「おねえちゃんも、なにか飲む?」

「あ、わたしはいらないわ」

優良が、バッグから財布を取り出す。

「いいよ、自分で出すから!」

真一は、子ども扱いされたと思ったのか、少しむくれる。

「いいから、もってらっしゃい」

優良は、少年の左手を取って、お金を握らせ、その顔をのぞきこむようにして、微笑む。

立ち上がりかけた真一は、豊かな胸の谷間を見下ろす格好になった。

小さなビキニの布では、とても隠し切れないほどだ。

「い、いってくる!」

真一は、優良の手を振り切るようにして立ち上がり、砂浜を走ってゆく。

砂に足をとられて転びそうになる。

その様子に、優良は、また吹き出してしまう。

防波堤の外側の自動販売機の前で、真一は、やっと一息ついた。

先ほどの映像が、頭にちらついて、離れない。

(はあ、びっくりした。赤ちゃんのおしりみたい……)

缶コーヒーを買い、深呼吸をする。

年頃の少年にとって、年上の女性に笑われるのは耐え難いことだ。

これ以上、ぶざまなまねはできない。

真一は、無理に真面目くさった顔を作って、砂浜に戻る。

砂浜の優良の姿を見て、真一は、途方にくれてしまった。

ビニールシートの上で、優良は、うつぶせに寝そべり、こうら干しをしている。

長い髪は、邪魔にならないようにうしろでまとめている。

ビキニの背中のひもが外され、体の下で押しつぶされている乳房が見えていた。

優良の美しい背中を見下ろしながら、真一は、呆然と立ちすくんだ。

真一の気配に気づいて、優良が、目をつぶったまま、声をかける。

「真一くん、悪いんだけど、背中にオイル塗ってくれない?」

真一の頭の中は、もはやパニックになり、ばかのような顔をして、あえいでいるばかりだった。

優良が、オイルの瓶を手にとって、立ったままの真一に渡そうと少し上半身を上げたので、ピンク色の突起まであやうく見えそうになり、真一は、あわてて瓶を受け取った。

どうしていいか分からず、あたりを見回すが、幸か不幸か、親子連れもいつのまにかいなくなっていた。

でくの棒のように突っ立ったままの真一の当惑を、優良は、知ってか知らずか、再び目をとじ、さも当然のように、少年の手を待ち受けている。

追い詰められた真一は、片手で苦労しながら、なんとか手のひらにオイルをとった。

震える手を優良の背中に伸ばす。

(わたし、子供相手に、なにをしてるんだろ……)

表面上は、何食わぬ顔をよそおいながら、優良は、真一の手が触れるのを、胸をどきどきさせながら待っていた。

若い従兄弟をからかっていることに罪悪感を感じながら、一方で、わくわくするような楽しさがあった。

とうとう、真一の手が、優良の背中に触れる。

優良は、一瞬、体をぴくりとさせたが、何も言わず、目をつぶったままだ。

真一は、ぎごちない手つきでオイルを伸ばしていく。

顔から火が出そうになりながら、初めてふれる若い女性の素肌に、素直に感動する。

(女の人の体って、なんて柔らかいんだろう……)

目を閉じたまま、優良が、低い声でつぶやく。

「真一くん、真さんて、昔はどんなひとだったの?」

ふたりは、話し始めた。

学生時代の真のこと、祖父の思い出、真一の学校のこと、進学のこと。

「真一君は、ガールフレンドはいないの?」

優良の突然の質問に、真一の顔が真っ赤になる。

「い、いないよ……!」

「あら、昨日の女の子は?」

昨日の夕方、優良が東京から到着した時、真一の同級生の女の子が、ちょうどお見舞いに来ていたのだ。

かわいらしいおかっぱの少女は、優良にもきちんと挨拶して帰った。

「あいつは、そんなんじゃないって!」

真一は、口をとがらせて抗議をするのだが、優良は、くすくす笑っているばかりだ。

いつのまにか、真一は、女性とふたりきりで話していることに、気後れを感じなくなっていた。

剣道の話につい夢中になり、気が付くと、話しているあいだ中、ずっと手が背中に置かれたままだった。

「あ、ごめんなさい!」

あわてて手を引っ込めるが、優良は、無反応だ。

そっと顔をのぞきこむと、安らかな寝息を立てている。

(眠っているのか……)

真一は、再びそわそわしはじめる。

かたわらに、裸にちかいような格好の年上の女性が、無防備に眠っているのだ。

きょろきょろと、あたりを見回し、だれも見ていないのを確かめると、顔を、優良の背中に、ゆっくりと近づける。

サンオイルの香りの奥から、女性特有の甘い匂いが立ち上ってくる。

真一は、そのまま顔を近づけ、背中のくぼみに、そっとくちづけをした。

突然、怪獣のうなり声のような音が響き渡り、真一の上半身は、ばねのように跳ね上がる。

沖合いで、貨物船が、霧笛を鳴らしたのだ。

犯行現場で警笛を鳴らされた犯罪者のように、真一の体は、固まってしまった。

優良が、ぱちりと目を開け、首を上げた。

体が麻痺してしまったかのような真一を横目に、優良は、さっさとビキニの紐を背中で結ぶと、体を起こした。

優良は、何も言わないが、真一には、気づかれたような気がしてならなかった。

ちらちらと、優良の方を盗み見るが、その横顔からは、気づいたようなそぶりは、まったくうかがえなかった。

心の中で、疑心暗鬼にのたうちまわっている真一を尻目に、優良は、立ち上がって、海のほうへ走り去ってしまった。

波打ち際にすっくと立って、水平線上の貨物船をみつめる優良の後姿に、真一は、思わずみとれてしまう。

優良は、水の中に入り、しばらく波と戯れていたが、すぐに、真一のところへ戻ってきた。

「真一くん、秘密の隠れ場所に連れて行ってよ」

「え?」

昨晩、優良を囲んでの夕食のとき、真一は、そのことを話した。

この近くの、外からはみえない場所に、もっと小さな浜辺があり、真一は、友達とよくそこで遊ぶのだ。

「う、うん」

真一が、立ち上がり、先に立って歩いていく。

砂浜をはずれまで行くと、崖が突出していて、一見行き止まりに見えるのだが、よく見ると、海の中から岩が飛び飛びに突き出ている。

片手が不自由にもかかわらず、真一は、ぴょんぴょんと身軽に飛んで、その向こうの磯に降り立つ。

優良も、おっかなびっくり岩を飛んでゆく。

なんとか磯にジャンプしたが、バランスを崩しそうになり、真一がとっさに伸ばした左手につかまる。

ビーチサンダルでは、ごつごつした岩場は歩きにくく、二人は、手をつないだまま、小さな磯を越えた。

「まあ、かわいい!」

ままごとのような小さな砂浜に降り立ったとき、優良は、小さく叫んだ。

高い岩壁と磯に三方を囲まれた浜辺は、先ほどまでいた砂浜からは、全く見えない場所にあった。

優良は、真一をおいてけぼりにして、水の中にじゃぶじゃぶと入っていく。

ふと立ち止まり、水平線まで島影ひとつ見えない太平洋を見て、優良が、ぽつりとつぶやいた。

「世界中で、真一くんとわたしと、ふたりきりみたいだね」

「え?」

優良の言葉に、真一はどきりとした。

優良の横顔は、どことなくさびしそうに思えた。

真一が、真意をはかりかねていると、いきなり水を浴びせられる。

「フフフ。真一くん、ここに彼女を連れてくるんでしょ!」

「だから、違うって!うわ!」

優良が、嬌声を上げながら、真一に水をかけてくる。

海の天気のように変化する女性の表情は、真一を驚かせる。

最初は逃げ回っていた真一も、スニーカーと靴下を脱ぎ捨てると、ジーパンが濡れるのも気にせず海に入り、優良に逆襲を始める。

ふたりは、歓声をあげながら、水を掛け合う。

片手とはいえ、徐々に真一の勢いがまさり、優良は、岩場の方へ追い詰められる。

髪の毛までずぶぬれになった優良に、真一は、容赦なく海水を浴びせる。

「真一くん!降参、降参よ!」

たまらず逃げ出した優良を、真一が追いかけて、その腕をつかむ。

ふたりは、もつれ合ったまま、砂浜に倒れこんだ。

「いてて!」

ギプスをしている右の腕から落ちて、真一が、うめき声を上げた。

「あ、ごめん!だいじょうぶ?」

優良が、心配そうに、上から真一の顔をのぞきこむ。

真一は、優良の顔を、いたずらっぽく、ちらりと見上げると、おおげさな声を上げる。

「あいたたた!」

「ここ?ここが痛いの?さわっていい?」

優良が、ギプスの上から、腕をさすってやる。

「いたいよう、おねえちゃん」

真一は、目をつぶって、わざと甘えたような声を出す。

優良も、くすくす笑いながら、真一の横に添い寝するような格好になり、あやすような声で真一の耳元にささやきかける。

「しんちゃんは、ここが痛いの?」

「うん、そこ、そこが痛いよう」

いきなり、優良が、おおいかぶさるようにして、真一のくちびるにキスをした。

真一は、驚いて、体を起こす。

真正面から、少年が、まじまじと見つめても、優良は、その目をまっすぐ見返して、にこにこと笑っている。

「もう痛くなくなった?」

「う、うん……」

柔らかい唇の感触が、まだ残っているような気がする。

今度は、頭に血が上った真一が、顔を急に近づけたが、おでこ同士が、音を立ててぶつかってしまう。

「キャ!」

「ご、ごめんなさい!」

優良は、笑いながら額をさすっている。

「もう、真一くんたら」

一気にしゅんとなってしまった真一を、優良が、優しく抱き寄せる。

「おねえちゃん……」

今度は、長いくちづけをする。

ようやく唇を離すと、抱き合ったまま、しばらく見つめ合う。

優良が、放心したように、つぶやく。

「真一くん、エッチしようか……」

真一は、金魚のように口をぱくぱくさせている。

(なんてこと言っちゃったんだろう)優良は、自分の言葉に驚く。

だが一方で、チェスのようなゲームを、わくわくしながら一手一手打っているような楽しさを感じている。

優良は、真一を立たせると、ズボンのボタンを外し、ジッパーをおろしてやる。

もちろん、こんなことは、真にもしてやったことはない。

さすがに恥ずかしそうにしている真一の顔を、意地悪そうに見上げると、ジーンズとブリーフを一気に下ろしてしまう。

「うわ!ちょ、ちょっと!」

すでに、下着の中から飛び出さんばかりだった少年のペニスが、勢いよく顔を出し、真一は、思わず片手で隠そうとする。

優良は、笑いながら、真一のおしりをぴしゃりと平手でたたいた。

すっ裸になった真一を座らせ、今度は、自分が裸になる番になると、優良は、急にはずかしさを感じてしまう。

白昼の太陽の下、少年の目の前で、申し訳程度の布切れさえ脱ごうとしているのだ。

向こうをむくように言いかけたが、目が飛び出しそうなほどの真一の顔を見ると、おかしさを感じると同時に、心の中に余裕ができた。

優良は、生まれて初めて、まだ子供とはいえ、男をリードし、主導権を握っていた。

優良は、ビキニの結び目をほどくと、一気に取ってしまった。

ふたつの豊かな乳房がまろびでる。

お椀型のおっぱいは、立ったままの姿勢でも、見事な形を保ち、しみひとつない表面には、青白い静脈が透いている。

続いてショーツも脱ぎ捨て、すっかり裸になってしまうと、不思議に羞恥心は、起きなかった。

大空を背景にして、生まれたままの姿になった優良の全身を、真一は、食い入るように見つめている。

ふたりは、抱き合って、そのまま砂地に横たわった。

「さわっていい?」

真一が、声をふるわせる。

優良がうなづくと、おずおずと手を伸ばし、手のひらで乳房をつつむようにする。

(すごく、やわらかい……)

最初は、おそるおそるさわっていたが、優良が不快そうでないのを見ると、尖端を口にふくみ、ちゅうちゅうと音を立てて吸い始めた。

顔をうずめて、赤ん坊のように夢中で吸い付いている真一を見て、優良は、愛おしさを感じて、頭をなでてやる。

「おねえちゃん……」

「なあに?」

「あの……、いれていい?」

優良は、さすがにどきりとしたが、真一のすがりつくような顔つきを見ると、にっこり笑ってうなずいた。

真一が、片手をついて体を起こした。

優良は、両膝を立てて、少しずつ股を開く。

(わたし、もう濡れてる……)

こんなことは、初めてだった。

はずかしくてたまらなかったが、真一に、そのことに気づくだけの余裕がないのが救いだった。

ところが、受け入れんばかりの体勢になった優良を目の前にして、少年は、急におじけづいたようだった。

立派な体つきにそぐわない、全く自信のない顔になり、どうしたらよいか分からないといった風だ。

もじもじとして、今にも泣き出しそうな真一に向かって、優良は、聖母のような微笑を見せた。

「おいで、真一くん」

優良の一言で、真一は、落ち着きを取り戻し、腰をそろそろと進めてくる。

優良は、腰を少し浮かせ、挿入しやすいようにしてやる。

「ああん!」

優良は、体をふるわせて、少年を受け入れた。

目をつぶり、がっしりとした首と肩をだきしめる。

少年の汗と、潮の匂いがした。

真一は、荒い息遣いで、ぎごちなく腰を動かし始める。

優良は、はやくも絶頂が近づいてくるのを感じていた。

初めて、男をリードしていることが、優良の快楽を高めているのだろうか。

「んんん……!あああん!!」

少年の首にしがみつきながら、優良は、果ててしまった。

息を落ち着かせるまもなく、真一が、情けない声をあげる。

「で、出ちゃうよ!」

優良が、はっとして、顔を上げる。

「だめよ、真一くん!中にださないで!」

狼狽した真一は、がばっと跳ね起きて、体を離した。

だが、タイミングが少し早く、少年のイチモツは、まだ硬いままで、まるで穴倉から無理矢理引きずり出されたモグラのように太陽の下で行き場を失った。

優良は、体を起こし、とっさに、真一の陰茎をつかむと、少年が、思わず腰を引こうとするのも押さえて、激しい勢いでしごき始めた。

もちろん、こんなことをするのは初めてで、自分でも思いもよらない行為だった。

真一は、苦悶の表情を浮かべ、犬のようにあえぎはじめた。

優良の手の中で、少年のペニスが、一段と膨れ上がったかと思うと、鈴口から白い精が、空中めがけて勢いよくほとばしり出る。

優良は、しごく手を止めず、もう片方の手で、少年のおしりを優しくなでさすってやる。

真一は、悲鳴を上げながら、間欠泉のように、断続的にスペルマを噴出させた。

優良は、手の中の肉茎が、小さくしぼんでゆくのを感じた。

優良は、ぐったりとなった真一の体を抱きとめて、砂の上に寝かせ、自分は、裸のまま、海に走ってゆき、汚れた体をじゃぶじゃぶと洗った。

いつのまにか、水平線は赤く染まっていた。

もうろうとした意識のもと、真一の目は、優良の姿を追っていた。

優良は、すがすがしい顔で、落ちてゆく夕日を眺めていたが、振り向いて、横たわったままの真一に声をかける。

「そろそろ帰ろうか、真一くん」

ふたりは、手をつないで帰り道についた。

家につくと、中はがらんとしていた。

「だれもいないや……」

真一の両親は、二人ともでかけているようだった。

「お風呂わいてるみたいだから、おねえちゃん、はいってよ」

優良は、自分の体を見回した。

髪も体も、潮でべとついていた。

「そうね、先にいただこうかしら……」

優良は、何事かを思いついて、顔を上げる。

「あ、そうだ。

真一くん、お風呂、おねえちゃんと一緒にはいろうか?」

「え?!」

「だって、その腕じゃ、ひとりで入れないでしょ?」

「で、でも……」

優良は、からかうような目つきで、真っ赤になってうつむく真一の顔をのぞきこむ。

「それとも、真一くんは、お母さんと一緒に入るのかな?」

「……。おねえちゃんと入る……」

真一が、消え入りそうな声でつぶやいた。

脱衣場で、優良は、真一の服を脱がせてやると、これ以上濡れないように、真一の右腕にビニール袋をかぶせた。

自分も裸になり、風呂場に入ると、真一を向こうにむかせて、スポンジで背中をごしごしと洗いはじめた。

真一は、すっかり恥ずかしがり屋の少年に戻ってしまい、大きな背中を丸めて、もじもじしている。

背中、肩、腰と洗い終えると、優良が、朗らかな声で命令する。

「次は、前よ。

こっちを向きなさい」

「いいよ!自分で洗うから!」

「いいから、こっちを向きなさい」

優良は、自分より大きい少年を、全く子ども扱いして、無理矢理こちらにむかせた。

それでも、真一は、女の子のように両足をぴったりと閉じたままだ。

「ほら、洗えないでしょ。

足を開きなさい」

上半身を洗い終え、優良が、断固たる口調で命令する。

真一が、しぶしぶ足を開くと、とっくの昔に力を回復していた少年のペニスは、いましめをとかれて、強力なバネのように跳ね上がり、再び優良の前に顔を出した。

真一にとっては、砂浜で裸になったときよりも、ずっと恥ずかしいような気がした。

ところが、優良の方を見ると、くすくすと笑ってはいるが、顔は真っ赤に上気し、瞳はうるんできらきらと光り、真一の力のみなぎった下半身をじっと見つめている。

大人の女性が、自分のからだを見て興奮しているのだ、と思うと、真一は、誇らしいような気持ちになり、足をぐいと、大またに開いた。

すると、立場が逆転したように、今度は優良が、恥ずかしそうにぱっと目を伏せる。

「じゃあ、洗うわよ」

優良は、ふるえる声でささやいた。

おずおずと手を伸ばし、つい先ほど、自分の手で男になったばかりの少年の下半身を洗い始める。

優良の手の中のスポンジは、まるで見慣れない器械を初めて扱うように、こわごわと真一の肉棒に触れる。

その、触るか触らないかの微妙なタッチは、かえって少年の興奮を刺激し、真一は、優良の細い手首をつかんで、力強く下半身に押し付けたいような衝動に駆られる。

「はい、終わりよ!」

優良は、ぱっと手を離すと、真一の太ももをぴしゃりとたたいた。

あっけなく終わった愛撫のせいで不満そうに鼻を鳴らしている真一の頭に、優良が、洗面器で、お湯を浴びせる。

再び、真一を向こうに向かせ、シャンプーを手に取り、頭をごしごしと洗い始めた。

優良の胸がゆれるたびに真一の背中に触れ、少年は、完全にのぼせ上がってしまった。

最後に、優良は、真一の頭にざぶざぶとお湯を浴びせた。

「はい、おしまい!お風呂につかってなさい」

背中を向けて自分の体を洗い始めた優良の背筋を、真一が、指でついとなぞり上げた。

「あん!」

真一は、浴槽に入らず、へりに腰をかけ、先ほどのおかえしとばかりに、優良の体に手を伸ばす。

「こら、やめなさい!」

「今度は、ぼくが洗ってあげるよ!」

優良は、口では怒りながらも、目では笑っているので、真一も、いたずらをやめない。

寸止めで終わった優良の愛撫が、真一をかえって刺激してしまった。

浜辺では、こわごわとまさぐるだけだった女の体を、ここぞとばかりに探検し始める。

少年の好奇心に満ちた指が、優良の腰や胸、そしてふとももの間を探りまわる。

優良が、長い髪を洗い始めると、顔をあげることができないのをいいことに、真一は、自分の陰茎を、優良の肩や背中になすりつけ始めた。

「だめったら!」

少年のペニスが、濡れた肌の上を這い回る。

真一は、亀頭の先で、優良の肩にのの字を描くように動かし、くすぐったさに、優良は、笑い声を上げる。

ふざけていた真一も、じょじょに口数が少なくなり、息が荒くなったかと思うと、たまらず優良の背中に熱い精を吐き出してしまった。

「きゃ!」

優良は、背中に熱いほとばしりを受けたのを感じた。

「ご、ごめんなさい」

「もう、真一くんたら!」

シャンプーと一緒に、精液をシャワーで洗い流して、優良が、後ろをふりむくと、真一は、さすがにしょんぼりとしている。

ところが、少年の股間にあるものは、二度目の放出にもかかわらず、まだ十分に硬いままで、ちょうど優良の目前に突きつけられていた。

膨れ上がった突端から発せられる強い男の匂いに、優良は、たじろいだ。

真一は、困ったような顔をして優良を見つめる。

「おねえちゃん、ぼく、もう一回したいよう」

真一が、甘えた声を出してせがむ。

優良も、潤んだ目で真一を見上げる。

「おねえちゃんも、したくなっちゃった……」

少年をリードしていることが、優良をこれほどまでに大胆にさせるのだろうか、優良は、自分の積極さにあらためて驚く。

真一を、壁に背をつけてあぐらをかくように座らせた。

そこに向き合うようにして、優良は、少年の上に、ゆっくりとのしかかっていく。

最後は、陰茎を手にとると、自分の股の間に導きいれていき、両膝で、少年の腰をはさみこむようにした。

もちろん、真一は、身動きがとれないので、上に乗った優良の方が、体を動かさなければならない。

(わたし、すごい格好してる……)

優良は、壁に両手をついて体を上下させ、腰をくねくねと動かしはじめる。

たわわな乳房が、真一の鼻先でゆれる。

さすがに、三度目ともなると、少しは長くもちそうだった。

湯気のもうもうと立った浴室に、男と女の喘ぎ声が響く。

「ああん、ああん!ああん!」

優良は、われながら恥ずかしいほどの声を上げて果てた。

おしつけられた乳房の下で窒息しそうになりながら、真一が、悲鳴を上げる。

「おねえちゃん、でちゃう、でちゃうよ!」

今度は絶妙のタイミングで、優良が腰を引くと、おなかめがけて、三回目の精が発射された。

長い入浴を終えると、優良は、裸にバスタオルを巻いた姿で、ふらふらの真一でひざまづいて、かいがいしく服を着せてやった。

真一は、手を伸ばして、タオルを取ろうとしたり、胸や太ももをさわろうとする。

優良のほうも、負けずに真一の体をさわったり、小さくなったペニスを口にぱくりとふくんだりしてふざけた。

ふたりは、きゃっきゃと声を上げながら戯れ、恋人のようにキスを繰り返した。

そのため、中々着替えもはかどらないでいると、家の前に車の止まる音が聞こえた。

あわてて、真一に服を着せ、脱衣場からせきたてた。

居間の方から、叔父夫婦の話す声がして、続いて、夫の真の声が聞こえた。

どうやら、港まで真を迎えに行っていたらしい。

優良は、ゆっくり時間をかけて、髪をドライヤーで乾かし、服を身に着けた。

居間に入ると、真の話す声がする。

「真一も、大きくなったよな」

「真さん、いらっしゃい!」

優良は、すました顔で夫を迎え、いきなりその腕に抱きついた。

「ちょ、ちょっと、優良さん!おじさんたちの前で!」

親類の目を気にしながらも、真は、さっそくにやけている。

その横で、真一が、顔を真っ赤にしてうつむいている。

少年に向かって、優良は、夫に見えないように、いたずらっぽくウインクした。
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