恋愛感情なんてないと思っていた男友達と
- 2022/05/06
- 22:59
男友達とセックスしてしまった。
本当に、ただの“とても気が合うお友達”だったのに・・・。
高校1年生の不安いっぱいの春、知っている顔よりも知らない顔の方が多い新しいクラスで、彼はめいっぱい人懐っこい笑顔で私を迎えてくれた。
どっちも新入生だから、彼が迎えてくれたというのはおかしいけれど、私にはそう思えたのだ。
そして私は懐いたのだった。
もしかしたら彼でなくも良かったのかも知れない。
けれど1年が過ぎた春、私にとって彼は、彼でなくてはダメな存在になっていた。
というのも、ある日私は気が付いたのだ。
彼の笑顔は誰に対してでも向けられているものではない。
私だけのものだった。
でも私は彼に対していわゆる恋愛感情というのが持てなかったので、(もし告白されたらどうしようか?)とずっと思っていた。
告白されて好きになる、というのはよくあることだけど、私と彼とが2人で作り上げてきた親密な友達関係の方が重くて、私はきっと受け入れられない。
「私のこと好きなの?」って何度か聞こうとしてやめた。
それが私からの告白だと思われても困るし、聞いたことが原因で微妙なバランスが崩れるのも怖かった。
そのくせ2人のことが噂になると、私はほんの少し、彼のことが好きになりかけていた。
「迷惑な噂だよね」と、彼は言った。
私は少しだけがっかりしながら、でもめいっぱい安心して、「そうだよね」と言った。
噂なんていい加減なもので、私達が取り合わないとわかると、いつの間にか消えてしまった。
2年生になってすぐ、「エッちゃんはキスしたことある?」と、彼が言った。
「ないよ」
私はそう答えた。
「なんでそんなこと聞くの?」
「キスしたことがあるかないとか、エッチしたことがあるとかないとか、女の子の間では話題にならない?」
「そりゃあなるけど」
「ねえ、キスしようか」
「ええ?」
「だって俺、したことないから、どんな感じか知りたいと思って。ごめん、変なこと言って」
私は驚いたけれど、どんな感じか知りたいのは私も同じ。
「しようか?してもいいよ」と、私は答えていた。
私達は唇を重ねた。
場所は放課後の教室である。
「誰かに見られたら困るよね」と、彼が言った。
「別にいいんじゃないの?私達はとっくに恋愛の対象になってないから誰も傷つかないし、みんな『やっぱり』って思うだけだから」
「そうだね」
もう一度キスをする。
今度は長い長いキス。
いつやめたらいいの?
わからない。
わからないけれど、やめたいとも思わなかった。
温かくて柔らかいものが触れあっているって、気持ちいい。
彼と口づけを交わしていることに違和感を感じない。
だって、こんなに仲がいいんだもの。
彼が唇を割って舌を入れてくる。
そうだ、ディープキスって言うんだ。
舌を絡め合う濃厚なキスの存在に思い当たり、私も彼に応えてあげた。
体が熱くなってきて変な感じ。
(うーん、なんかいいなあ)
って陶酔しかけたところで、彼がいきなりオッパイをぎゅって揉むもんだから、私は身を引いてしまった。
熱かったものが冷めていく。
「ちょっと、それ、やりすぎよ」と、私。
言ってから後悔した。
冷めていくような気がしたのは驚いたから。
ほんの一瞬掴まれただけの胸がジンとしてくる。
(感じているの、私?)
彼は引き攣ったような顔で私を見ている。
そして、「ごめん」と一言発しただけで黙り込んでしまった。
2人の間に冷たい空気が流れる。
いや、そんなの嫌。
ジンとなった胸が痛む。
「ごめん。ちょっとびっくりしただけ」
私は改めて言い、制服のブレザーを脱ぎ、シャツのボタンを上から順に外した。
真っ白なブラが露わになる。
「え?」
声を少しだけ溢れさせた彼は、また固まってしまった。
「触って」
「でも」
「さっきはごめん。本当にちょっとびっくりしただけだから。触っていいの。触られたいの」
「うん」
彼は私に身を寄せて再び胸に触れた。
手のひらをそっと添えるようにして、ゆっくり揉み始めた。
私は身体がカーッと熱くなった。
彼の手の動きはちっとも激しくないのに私は激しく反応した。
思わず声を出したらしい。
彼が、「ねえ、感じるの?」と言った。
「よくわからない。なんか、熱いの」
「キスしていい?」
「うん」
ブラの上から手で触られているだけでこんなに熱いのに、キスなんてされたら・・・。
考えただけで乳首が反応しているのがわかる。
(私って、スケベなのかも)
彼の顔が私の胸に近づいて、止まった。
ブラを外そうかどうしようか戸惑ってる?
でも、服の上からのキスなんておかしいよね。
私は自分からブラを外した。
自慢できるほど大きくはないけれど、キリッとした綺麗な形の乳房にピンクの乳首が乗っかっている。
心なしか膨らんでいる?
彼の唇が左の乳首に触れ、唇でたぐり寄せるように乳首を口に含んで吸い、そしてむしゃぶりついてきた。
「あ、ああー、ああん」
私が声を漏らすと、彼はオッパイから顔を離して私を見上げ、「ねえ、感じるの?気持ちいいの?」と言う。
胸も感じているし、身体全体でも感じている。
でも、これを快感というのかどうか私は知らない。
でも、とても気分がいいのは確か。
触れられているという実感からくる喜びと、身体自身がふんわりトロンとしてムズムズと熱くて、どう説明していいのかわからない。
「言わないで、恥ずかしい」
「だって、声が感じてる」
「うん、なんか、気持ちいい」
「気持ちいい」ってはっきり口にしてしまったからだろうか、彼のブレーキが外れたみたい。
彼の手が私の右足太ももの内側に触れ、ゆっくり上がってくる。
こんな所をこんな風に触られるなんて。
初めての経験。
未知の快感。
私達、本当はこんな関係じゃないのに。
このままだと最後までいっちゃうかも?
だって、拒否しようという気にならない。
だけど、もしそうなったら私達、これからどんな顔をしてどう付き合ったらいいの?
色々な思いが頭の中を駆け抜けたけれど、好奇心の方が勝っていた。
私はされるがままになっていた。
彼の指が私の中心に辿り着く。
どことはなしに時々、彼は指に力を入れて押してきた。
すごく感じるところと、そうでないところがある。
私はいやらしい声を出して、どこが感じるか合図していた。
それはほとんど無意識の行為だった。
彼はその合図をちゃんと理解した。
指の動きがだんだん乱暴になる。
「待って」と私は言った。
「脱ぐから」
まず露わになったオッパイを隠そう。
上半身をきちんと身繕いしなくちゃ。
だって、ここは教室。
いつ誰が入ってくるかわからない。
それからパンストと下着を脱ぐ。
スカートは穿いたまま。
これだととっさに誤魔化せるし、パンストを破かれる心配もないし、それに彼の指が直に触れることが出来る。
脱いだ衣類はきちんと鞄に仕舞う。
その辺に脱ぎ散らかしていたらやはり誰かに見られたときにまずい。
それらのことを私はとっさに考えていた。
人に見られるのが嫌だったらやめればいいのに、私は出来るだけ誤魔化しの利く状況を作っておいて、そして行為を続けようとしていた。
(そんなにエッチなことをしたいの?)
自分に問うてみる。
(したい)
それが答えだった。
もうずっとこうなることを本当は望んでいたのかも知れない。
私達は横に椅子を並べて座り直し、私のスカートの中で彼の指が私を弄る。
「濡れてるよ」
「うん。感じてるの。気持ちいい」
彼は珍しいものでも触るかのように飽きずに何度も何度も指をこねた。
正直言って、乳首や太股を愛撫されてるときの方が感じたけれど、それは彼がまだ初心者だからだろう。
でもいいの。
触られているだけで温かくていい感じ。
私はそれでも時々一瞬意識が遠くへ飛んでいきそうな恍惚に襲われる。
指がそういうとこに触れた一瞬だけ。
それは長くは続かなかったし、もう声で合図など出来ないほどに感じる一瞬だった。
その時だけ身体がピクピクとなっていた。
彼の指が止まり、「見せて」と言った。
一瞬の早業。
彼は顔をスカートの中に突っ込んだ。
思わず私は足を閉じる。
彼の顔が両足に挟まった。
「ごめん」と言って私が足の力を緩めると、彼の頭は一気に私の中心部まで。
そして、舐められた。
「ああああ!」
私は叫んでいた。
全身に電気が走り、細胞のひとつひとつがバラバラに宙に浮いて、血が逆流した。
キスに始まった彼との長い接触で私はすっかり目覚めさせられていたのだ。
舌が動く度に私の腰も動いた。
息がどんどん荒くなる。
どうしよう。
どうしよう。
このままでいいのかしら。
いいわけない。
私も彼にしてあげなくちゃ。
私は身を引いて立ち上がり、それからもう一度座って彼のズボンの上に手のひらを添えた。
ファスナーを下ろし、彼のモノを引っ張り出す。
突っ張ってなかなか出てこない。
やがて、ドオンという感じて飛び出したそれは天に向かっていた。
「ねえ、どうするの?握ったらいいの?」
「握って、上下に擦って」
「こう?」
「そう」
男の子のズボンは不便だ。
ファスナーから勃起したチンチンが飛び出していれば、もう誰かに見られたときに言い訳のしようがない。
でも私は、もういいやという気になっていた。
全身を包み込むけだるさと気持ち良さ。
時々突き抜けるように駆け抜けていく激しい快感と意識の飛翔。
初めての時は痛いだけなんて言う人がいるけれど、それは愛撫が足らないからか、彼が挿入を急ぐからだと思った。
実際に入れたら、これだけ感じている私だって痛いかも知れない。
でも、我慢できると思った。
だって、これだけ気持ちいい思いをさせてもらったんだもの。
きっと我慢できる。
「ねえ、入れて、もう入れて。やりたいの、最後までやりたいの」
悲鳴のような声だったと後で彼は言った。
教室の床に寝転がるなんて思いも寄らなかったから色々工夫した。
机に上半身を倒してお尻だけ突き出すとか、床に四つん這いになるとか。
でも上手くいかなかった。
私は足を投げ出して座り、それから両足を大きく開いて膝を立てた。
その膝の舌に彼が足を入れて、お尻をズリズリと前へずらしてきた。
彼のちんちんが私の股間に迫ってくる。
生々しかったけれど、先っぽが私に触れたとき、私は感動を覚えた。
でも挿入できなかった。
すでに2人とも床に座り込んでいるから、それからはくんずほぐれつ。
何をどうしたかわからない。
気が付いたら正常位の体勢で私は彼に組み敷かれていた。
2人とも息が荒かった。
彼は私の中で射精したらしかった。
痛くはなかったけれど、イクという感覚を覚えたのはそれから少し後。
終わった後、ただ私は感動していた。
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本当に、ただの“とても気が合うお友達”だったのに・・・。
高校1年生の不安いっぱいの春、知っている顔よりも知らない顔の方が多い新しいクラスで、彼はめいっぱい人懐っこい笑顔で私を迎えてくれた。
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そして私は懐いたのだった。
もしかしたら彼でなくも良かったのかも知れない。
けれど1年が過ぎた春、私にとって彼は、彼でなくてはダメな存在になっていた。
というのも、ある日私は気が付いたのだ。
彼の笑顔は誰に対してでも向けられているものではない。
私だけのものだった。
でも私は彼に対していわゆる恋愛感情というのが持てなかったので、(もし告白されたらどうしようか?)とずっと思っていた。
告白されて好きになる、というのはよくあることだけど、私と彼とが2人で作り上げてきた親密な友達関係の方が重くて、私はきっと受け入れられない。
「私のこと好きなの?」って何度か聞こうとしてやめた。
それが私からの告白だと思われても困るし、聞いたことが原因で微妙なバランスが崩れるのも怖かった。
そのくせ2人のことが噂になると、私はほんの少し、彼のことが好きになりかけていた。
「迷惑な噂だよね」と、彼は言った。
私は少しだけがっかりしながら、でもめいっぱい安心して、「そうだよね」と言った。
噂なんていい加減なもので、私達が取り合わないとわかると、いつの間にか消えてしまった。
2年生になってすぐ、「エッちゃんはキスしたことある?」と、彼が言った。
「ないよ」
私はそう答えた。
「なんでそんなこと聞くの?」
「キスしたことがあるかないとか、エッチしたことがあるとかないとか、女の子の間では話題にならない?」
「そりゃあなるけど」
「ねえ、キスしようか」
「ええ?」
「だって俺、したことないから、どんな感じか知りたいと思って。ごめん、変なこと言って」
私は驚いたけれど、どんな感じか知りたいのは私も同じ。
「しようか?してもいいよ」と、私は答えていた。
私達は唇を重ねた。
場所は放課後の教室である。
「誰かに見られたら困るよね」と、彼が言った。
「別にいいんじゃないの?私達はとっくに恋愛の対象になってないから誰も傷つかないし、みんな『やっぱり』って思うだけだから」
「そうだね」
もう一度キスをする。
今度は長い長いキス。
いつやめたらいいの?
わからない。
わからないけれど、やめたいとも思わなかった。
温かくて柔らかいものが触れあっているって、気持ちいい。
彼と口づけを交わしていることに違和感を感じない。
だって、こんなに仲がいいんだもの。
彼が唇を割って舌を入れてくる。
そうだ、ディープキスって言うんだ。
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体が熱くなってきて変な感じ。
(うーん、なんかいいなあ)
って陶酔しかけたところで、彼がいきなりオッパイをぎゅって揉むもんだから、私は身を引いてしまった。
熱かったものが冷めていく。
「ちょっと、それ、やりすぎよ」と、私。
言ってから後悔した。
冷めていくような気がしたのは驚いたから。
ほんの一瞬掴まれただけの胸がジンとしてくる。
(感じているの、私?)
彼は引き攣ったような顔で私を見ている。
そして、「ごめん」と一言発しただけで黙り込んでしまった。
2人の間に冷たい空気が流れる。
いや、そんなの嫌。
ジンとなった胸が痛む。
「ごめん。ちょっとびっくりしただけ」
私は改めて言い、制服のブレザーを脱ぎ、シャツのボタンを上から順に外した。
真っ白なブラが露わになる。
「え?」
声を少しだけ溢れさせた彼は、また固まってしまった。
「触って」
「でも」
「さっきはごめん。本当にちょっとびっくりしただけだから。触っていいの。触られたいの」
「うん」
彼は私に身を寄せて再び胸に触れた。
手のひらをそっと添えるようにして、ゆっくり揉み始めた。
私は身体がカーッと熱くなった。
彼の手の動きはちっとも激しくないのに私は激しく反応した。
思わず声を出したらしい。
彼が、「ねえ、感じるの?」と言った。
「よくわからない。なんか、熱いの」
「キスしていい?」
「うん」
ブラの上から手で触られているだけでこんなに熱いのに、キスなんてされたら・・・。
考えただけで乳首が反応しているのがわかる。
(私って、スケベなのかも)
彼の顔が私の胸に近づいて、止まった。
ブラを外そうかどうしようか戸惑ってる?
でも、服の上からのキスなんておかしいよね。
私は自分からブラを外した。
自慢できるほど大きくはないけれど、キリッとした綺麗な形の乳房にピンクの乳首が乗っかっている。
心なしか膨らんでいる?
彼の唇が左の乳首に触れ、唇でたぐり寄せるように乳首を口に含んで吸い、そしてむしゃぶりついてきた。
「あ、ああー、ああん」
私が声を漏らすと、彼はオッパイから顔を離して私を見上げ、「ねえ、感じるの?気持ちいいの?」と言う。
胸も感じているし、身体全体でも感じている。
でも、これを快感というのかどうか私は知らない。
でも、とても気分がいいのは確か。
触れられているという実感からくる喜びと、身体自身がふんわりトロンとしてムズムズと熱くて、どう説明していいのかわからない。
「言わないで、恥ずかしい」
「だって、声が感じてる」
「うん、なんか、気持ちいい」
「気持ちいい」ってはっきり口にしてしまったからだろうか、彼のブレーキが外れたみたい。
彼の手が私の右足太ももの内側に触れ、ゆっくり上がってくる。
こんな所をこんな風に触られるなんて。
初めての経験。
未知の快感。
私達、本当はこんな関係じゃないのに。
このままだと最後までいっちゃうかも?
だって、拒否しようという気にならない。
だけど、もしそうなったら私達、これからどんな顔をしてどう付き合ったらいいの?
色々な思いが頭の中を駆け抜けたけれど、好奇心の方が勝っていた。
私はされるがままになっていた。
彼の指が私の中心に辿り着く。
どことはなしに時々、彼は指に力を入れて押してきた。
すごく感じるところと、そうでないところがある。
私はいやらしい声を出して、どこが感じるか合図していた。
それはほとんど無意識の行為だった。
彼はその合図をちゃんと理解した。
指の動きがだんだん乱暴になる。
「待って」と私は言った。
「脱ぐから」
まず露わになったオッパイを隠そう。
上半身をきちんと身繕いしなくちゃ。
だって、ここは教室。
いつ誰が入ってくるかわからない。
それからパンストと下着を脱ぐ。
スカートは穿いたまま。
これだととっさに誤魔化せるし、パンストを破かれる心配もないし、それに彼の指が直に触れることが出来る。
脱いだ衣類はきちんと鞄に仕舞う。
その辺に脱ぎ散らかしていたらやはり誰かに見られたときにまずい。
それらのことを私はとっさに考えていた。
人に見られるのが嫌だったらやめればいいのに、私は出来るだけ誤魔化しの利く状況を作っておいて、そして行為を続けようとしていた。
(そんなにエッチなことをしたいの?)
自分に問うてみる。
(したい)
それが答えだった。
もうずっとこうなることを本当は望んでいたのかも知れない。
私達は横に椅子を並べて座り直し、私のスカートの中で彼の指が私を弄る。
「濡れてるよ」
「うん。感じてるの。気持ちいい」
彼は珍しいものでも触るかのように飽きずに何度も何度も指をこねた。
正直言って、乳首や太股を愛撫されてるときの方が感じたけれど、それは彼がまだ初心者だからだろう。
でもいいの。
触られているだけで温かくていい感じ。
私はそれでも時々一瞬意識が遠くへ飛んでいきそうな恍惚に襲われる。
指がそういうとこに触れた一瞬だけ。
それは長くは続かなかったし、もう声で合図など出来ないほどに感じる一瞬だった。
その時だけ身体がピクピクとなっていた。
彼の指が止まり、「見せて」と言った。
一瞬の早業。
彼は顔をスカートの中に突っ込んだ。
思わず私は足を閉じる。
彼の顔が両足に挟まった。
「ごめん」と言って私が足の力を緩めると、彼の頭は一気に私の中心部まで。
そして、舐められた。
「ああああ!」
私は叫んでいた。
全身に電気が走り、細胞のひとつひとつがバラバラに宙に浮いて、血が逆流した。
キスに始まった彼との長い接触で私はすっかり目覚めさせられていたのだ。
舌が動く度に私の腰も動いた。
息がどんどん荒くなる。
どうしよう。
どうしよう。
このままでいいのかしら。
いいわけない。
私も彼にしてあげなくちゃ。
私は身を引いて立ち上がり、それからもう一度座って彼のズボンの上に手のひらを添えた。
ファスナーを下ろし、彼のモノを引っ張り出す。
突っ張ってなかなか出てこない。
やがて、ドオンという感じて飛び出したそれは天に向かっていた。
「ねえ、どうするの?握ったらいいの?」
「握って、上下に擦って」
「こう?」
「そう」
男の子のズボンは不便だ。
ファスナーから勃起したチンチンが飛び出していれば、もう誰かに見られたときに言い訳のしようがない。
でも私は、もういいやという気になっていた。
全身を包み込むけだるさと気持ち良さ。
時々突き抜けるように駆け抜けていく激しい快感と意識の飛翔。
初めての時は痛いだけなんて言う人がいるけれど、それは愛撫が足らないからか、彼が挿入を急ぐからだと思った。
実際に入れたら、これだけ感じている私だって痛いかも知れない。
でも、我慢できると思った。
だって、これだけ気持ちいい思いをさせてもらったんだもの。
きっと我慢できる。
「ねえ、入れて、もう入れて。やりたいの、最後までやりたいの」
悲鳴のような声だったと後で彼は言った。
教室の床に寝転がるなんて思いも寄らなかったから色々工夫した。
机に上半身を倒してお尻だけ突き出すとか、床に四つん這いになるとか。
でも上手くいかなかった。
私は足を投げ出して座り、それから両足を大きく開いて膝を立てた。
その膝の舌に彼が足を入れて、お尻をズリズリと前へずらしてきた。
彼のちんちんが私の股間に迫ってくる。
生々しかったけれど、先っぽが私に触れたとき、私は感動を覚えた。
でも挿入できなかった。
すでに2人とも床に座り込んでいるから、それからはくんずほぐれつ。
何をどうしたかわからない。
気が付いたら正常位の体勢で私は彼に組み敷かれていた。
2人とも息が荒かった。
彼は私の中で射精したらしかった。
痛くはなかったけれど、イクという感覚を覚えたのはそれから少し後。
終わった後、ただ私は感動していた。