ずっと好きだった女友達のハメ撮りを観せられて
- 2022/05/03
- 20:14
舞って女の子と中1で同じクラスになって以来ずっと仲が良かった。
よく見ると顔は可愛いんだけど、飄々としてるっていうか芸人キャラっていうか、そんな感じだから男友達も多いんだけど、あまり異性の対象にはなりづらい娘だった。
素材は良いのに、自分を女として着飾ることに照れがあるのかしらんけど、そんな感じ。
でも顔は上戸彩。
だから俺も最初は男友達と同じ感覚だったんだけど、いつの間にか好きになってた。
気付いてからはやばかった。
舞の一挙一動にイチイチ、(こいつってこんな可愛かったんだ)って思うようになった。
でもすでに親友って感じだったから、なんか恋愛対象とすることに凄い罪悪感もあった。
だから今さら告白とか出来んかった。
そんで高校も一緒のとこに行った。
どちらからともなく、『当然一緒のとこに行くよね?』って空気が俺達の間にあった。
俺が運動部に入ると・・・。
「ふ~ん。じゃ、あたしはマネしよっかな。1回やってみたかったし」
そこで知り合った田島先輩。
自他とも認めるイケメン。
当然モテてた。
舞もよく「田島先輩やばいよね~」と俺に言ってきて、その度に嫉妬して、「じゃあ告ったら?」って心にもないこと言ってた。
「はぁ?無理無理。あたしなんか相手されないって」
って舞は謙遜してたけど、正直俺の学年で顔面偏差値が釣り合いそうなのは舞くらいだったと思う。
高校に入って“女の子”って感じが色濃くなってった舞は本当に可愛かった。
中学の時はそれほどでも無かった男子の人気が一気に爆発した感じ。
でも表立ってモテる感じじゃなくて、特に中学が一緒だった男は、「舞?・・・まぁ可愛いけどさ」って感じで素直に認められない感じ。
でもやっぱりぶっきらぼうな感じは相変わらずで、化粧もほとんど見たことないし、眉毛も整える程度。
着飾らないキャラもそのまま。
周りの女子が限界ギリギリまでミニスカにしてる中、1人だけ普通に下に短パン穿いてたりとか。
「へっへっへ」って笑いながら、「あたしのパンツなんて見たくないでしょ?」って言ってた。
「だな、うんこ付いてそうだもんな」とか言いながら、本当はすごい見たかった。
貯金を全部あげてもいいから見たかった。
そんなこんなで田島先輩も卒業したある日。
俺と舞が2年になって、秋くらいだった。
OBを交えて食事会をすることになった。
日曜の真っ昼間。
当然俺達はアルコール無しだったけど、OBの何人かは飲んでた。
絡まれるのが嫌で、俺は舞はたまたま2人で固まってたんだけど、そこに「よぉ。相変わらず2人は仲良いな」と田島先輩がやって来た。
「出来が悪い弟がいると大変ですよ」と舞。
田島先輩も相変わらず水嶋ヒロそっくりで、大学生になったことで、さらに垢抜けた感じになった。
俺は内心(イケメンはあっち行けよ・・・)って感じだったが、田島先輩が舞の隣に腰を下ろしてしまったので、仕方なく3人で話すことになった。
しばらくは部活の話なんかをしてたんだけど、そのうち田島先輩の大学の話になって、やがて田島先輩が1人暮らしをしてるって話になった。
「うわ、羨ましいです。あたしも早くしたいんですよね」
舞は田島先輩の1人暮らしの話に目を輝かせていた。
2人の話は盛り上がって、俺は若干蚊帳の外。
話の内容はだんだんプライベートなことになっていった。
「舞ちゃんが1人暮らししたら俺、毎日遊びに行くわ」
「マジですか?いや~、でも他の女の子に刺されそうなんで遠慮します」
「いやいや、俺は舞ちゃん一筋だからさ」
「はいはい」
一見軽くあしらっているように見えるが、舞もイケメンには弱いようで結構あっぷあっぷしてた。
「舞ちゃんって彼氏いないの?」
「え~、いた時ないですよ」
「え?マジで?嘘だ嘘だ。絶対に嘘!」
「や、ホントですって。ね?◯◯?」
いきなり振られた俺は黙って頷いてた。
舞はモテたけど、彼氏は作らなかった。
「部活が忙しいし」とか言ってたけど、本当の理由は知らない。
たぶん理想が高すぎたんだと思う。
そのサバサバしたキャラの割には、恋愛観は結構少女漫画チックなところを時折垣間見せてたからそう思う。
田島先輩は、「え~、じゃあ俺と付き合おうよ」とサラっと言った。
舞は、「え?え?え?」と挙動不審。
「冗談冗談。でも今度デートしてよ」
俺は隣で仏頂面でウーロン茶を飲んでた。
舞は困り果てた表情で、「ど、どうしよう◯◯?や、はは。こ、こりゃ困ったね。はは」と俺に振ってきた。
「何で◯◯に聞くんさ?やっぱ◯◯と付き合ってんの?」
「や、や、違います違います」
顔の前で両手をぶんぶんさせる舞。
その慌てて否定する姿にちょっとショックを受ける。
「いいじゃん、田島先輩とデートなんてお前の人生でラストチャンスだぞ?」
心にもないことを言ってしまう俺。
舞も田島先輩も、「ひっどいな~」と笑っていたが、俺は笑えなかった。
その後、俺は仲居さんを手伝うふりして、その場を離脱。
「あ、ちょ」と焦る舞を問答無用で置き去り。
帰って来た時にはわざと別のグループのとこに座った。
遠くから談笑してる2人を眺めつつ、そのまま食事会は進んでいった。
お開きになると、脇目も振らずそそくさと帰った。
まだ昼の3時とか4時くらい。
そこに舞からメール。
『マジで先輩からドライブ誘われたんだけど、どうしよう?』
『俺に聞かれても・・・』
『だよね・・・ごめん』
それから1時間くらいゴロゴロしてた。
もしかしたら舞が俺以外の男(しかもイケメン)と2人で遊んでると思うと、とても落ち着いてはいられなかった。
意を決して、『ドライブ行った?もし暇なら今からカラオケ行かね?』とメールを送った。
メールは日が落ちても返ってこなかった。
その代わり、田島先輩からメール。
『お前って本当に舞ちゃんと何でもないの?』
散々迷ったが、『はい』とだけ返信。
夜の8時くらいだった。
また先輩からメールが来た。
タイトルにはたった1行。
『ゴチになりました』と書かれていた。
本文は『本当に今まで彼氏が居なかったんだな。記念撮影したからやるよ。舞ちゃんには内緒な』と書かれており、舞がシーツから半分だけ顔を出してピースをしている写メが添付されていた。
俺は意地を張って、『へ~、本当に処女だったんすね』と半泣き&震える手で返信した。
『その割には結構声出てたけどなw』
それが先輩からの返信だった。
次の日、学校で気まずかった。
舞は先輩のメールを知らないはずなので、俺が一方的に気まずかった。
何てことないよう、何もなかったのように振舞った。
その日の昼休みに舞から、『今日は2人で帰るから。約束です』とメールが来た。
俺『勝手に約束にすんな』
舞『駄目です。約束です』
そんなやり取りをメールでしつつも、部活も無いので結局は2人で帰った。
ばっくれようとも思ったけど、下駄箱で待ち伏せされてた。
帰路でも相変わらず当たり障りのない会話が続いていたけど、俺は意を決して、「そういや昨日どうだった?」と尋ねた。
「ん、何が?」
芝居かかった仕草で誤魔化す舞。
「いや、そういうのいいから」
「あ、ああアレね。はいはいアレね。・・・まーなんていうかね。ちょっとね、アレだね。付き合う感じになっちゃったね」
「へ~。やっぱ先輩のこと好きだったんだ?」
「いや、まぁ、そりゃいいなって思ってたけど本気とかじゃ」
俺は「ふ~ん」って軽く受け流してたんだけど、我慢できなくて、「もしかしてあれか?しちゃったとか?」と聞くと、「ば、ば、馬鹿野郎!」と顔真っ赤にして肩を殴ってきた。
でもその後、バツが悪そうに、「・・・流されちゃったなぁ。馬鹿だなぁ・・・」とそれを認めた舞にショックを受けるも、しょうもないプライドで体裁を気にした俺は、「いいじゃん。責任取ってもらって付き合えば」と心にも無いことを言ってしまった。
舞はそれを聞いて、「ん・・・まぁそうだね」と答えていた。
ただ舞は、そんな自分が恥ずかしかったみたいで、頭を掻きながら、「あたしってダメだなぁ・・・」と自虐的に笑っていた。
舞はいつもと違う駅で降りた。
「ちょっと野暮用が」
舞はそう言っていた。
そこは田島先輩の家の最寄り駅だった。
家に帰って、俺はようやく失恋したんだってわかった。
もう手に入らないと思ったら、今まで以上に舞のことが好きになっていた。
よせばいいのに田島先輩に、『今、何してますか?』とメールを送った。
万が一の可能性にすがりたかった。
嘘でも『バイト』とか答えてくれたら、安心できると思った。
でも返信は、『舞ちゃんにフェラの講習中』だった。
それからは、もう自分の中の意識を切り替えるのに必死の毎日。
(舞は友達。舞は友達)と、頭の中で繰り返してた。
そうやって意識すればするほど逆効果だったけど・・・。
先輩と舞は、舞の言葉通りちゃんと付き合いだした。
舞が照れ笑いしながらデートの話とかを女友達にしてる舞を遠くから眺めながらも距離を置くことも出来ない俺には、生き地獄のような毎日だった。
ただ舞は俺に対してだけは、そういう話をしてこなかった。
舞は少しずつ変わっていった。
ショートカットだった髪を伸ばし、薄っすらとメイクもするようになって一気に綺麗になった。
“異性を感じさせない芸人キャラだが、よく見ると可愛い女の子”から“ざっくばらんな綺麗なお姉さん”って感じ。
中身は変わっていない。
相変わらず着飾らないというか、さっぱりとした言動。
それが逆に辛かった。
いっそのこと、初めて彼氏が出来て調子に乗っちゃうという、よくあるパターンのほうが良かった。
以前のまま、ただ見た目だけが大人の女になっていく舞を見ていくのは辛かった。
まぁ半年もしたら次第に俺も慣れてきて、特に意識せずに舞と接するようになった。
そんなある日、舞のハメ撮りを先輩に見せられて、ちょっと動揺がぶり返した。
依然舞とは親友だった俺と田島先輩は必然的に仲良くなり・・・。
「女友達がやってるとこ見たくね?そういうのすげえ興奮するよな?」
そんなことを言われ、もう失恋のショックから立ち直れてたと思っていたのでハメ撮りを見せてもらった。
今思うとハメ撮りって言ってもたぶん盗撮だったんだと思う。
すごい引いたショットだったし。
とにかく俺は、舞が先輩の上に乗って、ぎこちなく腰を振って、喘いでいる姿をモニター越しに観た。
いつもの飾らない口調の舞と同一人物とは思えない甲高い声だった。
(AVみたいだな・・・)って思ったのを憶えてる。
「あ、あ、あ、あ!」って感じ。
「ね、ね、もっと、ちゅーしよ?」って、聞いたこともないような猫なで声でキスをねだってた。
先輩は何回も、「気持ちいい?」って聞いてて、その度に舞はこくこくと頷いてた。
「ちんこ好きになった?」って聞かれて、「やだぁ、ばかぁ」って先輩の胸をぱしんと叩いてたけど、先輩の腰がガンガンって動くと・・・。
「あ、あ、あ、あ、やば、せんぱ、あっあっあっ、これ、だめ!」
「何が?何がやばい?」
「やだやだ・・・あ、あ、あ、あ!」
先輩が腰を止めて、「ちんこ?」と再度聞くと舞は、「う~」って感じ悔しそうに頷いてた。
「ちゃんと言えって」
ゆっくり腰を前後させながら、「・・・ち、ちんちん好き」と舞。
その後、舞は口で先輩をイカしてた。
今思うとぎこちない仕草だったけど、一生懸命やってるのがわかって、そんな姿を見るのが辛かった。
しかも口内射精。
さらに会話の内容的に、いつもの事らしかったし。
その一件以来、また舞とは目が合わせられない日々が少しだけ続いた。
舞は田島先輩とは1年ほど付き合い、そして最終的には田島先輩の女癖が原因で別れてた。
「やっぱ恋愛とかあたしの性に合わなかったなぁ」
伸ばし始めてた髪をまたバッサリ切った舞は、タハハって感じで困ったように笑ってた。
その後、大学が別々になって徐々に疎遠になってって、そのまま数年が経った。
でも最近、同窓会で数年ぶりに再会して、そこで会った舞に、「実はちょっとアンタのことが気になってた時期あったんだよね~」とあっけらかんとした笑顔で言われて、なんかモヤモヤしたから書いた。
★★★おすすめのエッチな体験談★★★
よく見ると顔は可愛いんだけど、飄々としてるっていうか芸人キャラっていうか、そんな感じだから男友達も多いんだけど、あまり異性の対象にはなりづらい娘だった。
素材は良いのに、自分を女として着飾ることに照れがあるのかしらんけど、そんな感じ。
でも顔は上戸彩。
だから俺も最初は男友達と同じ感覚だったんだけど、いつの間にか好きになってた。
気付いてからはやばかった。
舞の一挙一動にイチイチ、(こいつってこんな可愛かったんだ)って思うようになった。
でもすでに親友って感じだったから、なんか恋愛対象とすることに凄い罪悪感もあった。
だから今さら告白とか出来んかった。
そんで高校も一緒のとこに行った。
どちらからともなく、『当然一緒のとこに行くよね?』って空気が俺達の間にあった。
俺が運動部に入ると・・・。
「ふ~ん。じゃ、あたしはマネしよっかな。1回やってみたかったし」
そこで知り合った田島先輩。
自他とも認めるイケメン。
当然モテてた。
舞もよく「田島先輩やばいよね~」と俺に言ってきて、その度に嫉妬して、「じゃあ告ったら?」って心にもないこと言ってた。
「はぁ?無理無理。あたしなんか相手されないって」
って舞は謙遜してたけど、正直俺の学年で顔面偏差値が釣り合いそうなのは舞くらいだったと思う。
高校に入って“女の子”って感じが色濃くなってった舞は本当に可愛かった。
中学の時はそれほどでも無かった男子の人気が一気に爆発した感じ。
でも表立ってモテる感じじゃなくて、特に中学が一緒だった男は、「舞?・・・まぁ可愛いけどさ」って感じで素直に認められない感じ。
でもやっぱりぶっきらぼうな感じは相変わらずで、化粧もほとんど見たことないし、眉毛も整える程度。
着飾らないキャラもそのまま。
周りの女子が限界ギリギリまでミニスカにしてる中、1人だけ普通に下に短パン穿いてたりとか。
「へっへっへ」って笑いながら、「あたしのパンツなんて見たくないでしょ?」って言ってた。
「だな、うんこ付いてそうだもんな」とか言いながら、本当はすごい見たかった。
貯金を全部あげてもいいから見たかった。
そんなこんなで田島先輩も卒業したある日。
俺と舞が2年になって、秋くらいだった。
OBを交えて食事会をすることになった。
日曜の真っ昼間。
当然俺達はアルコール無しだったけど、OBの何人かは飲んでた。
絡まれるのが嫌で、俺は舞はたまたま2人で固まってたんだけど、そこに「よぉ。相変わらず2人は仲良いな」と田島先輩がやって来た。
「出来が悪い弟がいると大変ですよ」と舞。
田島先輩も相変わらず水嶋ヒロそっくりで、大学生になったことで、さらに垢抜けた感じになった。
俺は内心(イケメンはあっち行けよ・・・)って感じだったが、田島先輩が舞の隣に腰を下ろしてしまったので、仕方なく3人で話すことになった。
しばらくは部活の話なんかをしてたんだけど、そのうち田島先輩の大学の話になって、やがて田島先輩が1人暮らしをしてるって話になった。
「うわ、羨ましいです。あたしも早くしたいんですよね」
舞は田島先輩の1人暮らしの話に目を輝かせていた。
2人の話は盛り上がって、俺は若干蚊帳の外。
話の内容はだんだんプライベートなことになっていった。
「舞ちゃんが1人暮らししたら俺、毎日遊びに行くわ」
「マジですか?いや~、でも他の女の子に刺されそうなんで遠慮します」
「いやいや、俺は舞ちゃん一筋だからさ」
「はいはい」
一見軽くあしらっているように見えるが、舞もイケメンには弱いようで結構あっぷあっぷしてた。
「舞ちゃんって彼氏いないの?」
「え~、いた時ないですよ」
「え?マジで?嘘だ嘘だ。絶対に嘘!」
「や、ホントですって。ね?◯◯?」
いきなり振られた俺は黙って頷いてた。
舞はモテたけど、彼氏は作らなかった。
「部活が忙しいし」とか言ってたけど、本当の理由は知らない。
たぶん理想が高すぎたんだと思う。
そのサバサバしたキャラの割には、恋愛観は結構少女漫画チックなところを時折垣間見せてたからそう思う。
田島先輩は、「え~、じゃあ俺と付き合おうよ」とサラっと言った。
舞は、「え?え?え?」と挙動不審。
「冗談冗談。でも今度デートしてよ」
俺は隣で仏頂面でウーロン茶を飲んでた。
舞は困り果てた表情で、「ど、どうしよう◯◯?や、はは。こ、こりゃ困ったね。はは」と俺に振ってきた。
「何で◯◯に聞くんさ?やっぱ◯◯と付き合ってんの?」
「や、や、違います違います」
顔の前で両手をぶんぶんさせる舞。
その慌てて否定する姿にちょっとショックを受ける。
「いいじゃん、田島先輩とデートなんてお前の人生でラストチャンスだぞ?」
心にもないことを言ってしまう俺。
舞も田島先輩も、「ひっどいな~」と笑っていたが、俺は笑えなかった。
その後、俺は仲居さんを手伝うふりして、その場を離脱。
「あ、ちょ」と焦る舞を問答無用で置き去り。
帰って来た時にはわざと別のグループのとこに座った。
遠くから談笑してる2人を眺めつつ、そのまま食事会は進んでいった。
お開きになると、脇目も振らずそそくさと帰った。
まだ昼の3時とか4時くらい。
そこに舞からメール。
『マジで先輩からドライブ誘われたんだけど、どうしよう?』
『俺に聞かれても・・・』
『だよね・・・ごめん』
それから1時間くらいゴロゴロしてた。
もしかしたら舞が俺以外の男(しかもイケメン)と2人で遊んでると思うと、とても落ち着いてはいられなかった。
意を決して、『ドライブ行った?もし暇なら今からカラオケ行かね?』とメールを送った。
メールは日が落ちても返ってこなかった。
その代わり、田島先輩からメール。
『お前って本当に舞ちゃんと何でもないの?』
散々迷ったが、『はい』とだけ返信。
夜の8時くらいだった。
また先輩からメールが来た。
タイトルにはたった1行。
『ゴチになりました』と書かれていた。
本文は『本当に今まで彼氏が居なかったんだな。記念撮影したからやるよ。舞ちゃんには内緒な』と書かれており、舞がシーツから半分だけ顔を出してピースをしている写メが添付されていた。
俺は意地を張って、『へ~、本当に処女だったんすね』と半泣き&震える手で返信した。
『その割には結構声出てたけどなw』
それが先輩からの返信だった。
次の日、学校で気まずかった。
舞は先輩のメールを知らないはずなので、俺が一方的に気まずかった。
何てことないよう、何もなかったのように振舞った。
その日の昼休みに舞から、『今日は2人で帰るから。約束です』とメールが来た。
俺『勝手に約束にすんな』
舞『駄目です。約束です』
そんなやり取りをメールでしつつも、部活も無いので結局は2人で帰った。
ばっくれようとも思ったけど、下駄箱で待ち伏せされてた。
帰路でも相変わらず当たり障りのない会話が続いていたけど、俺は意を決して、「そういや昨日どうだった?」と尋ねた。
「ん、何が?」
芝居かかった仕草で誤魔化す舞。
「いや、そういうのいいから」
「あ、ああアレね。はいはいアレね。・・・まーなんていうかね。ちょっとね、アレだね。付き合う感じになっちゃったね」
「へ~。やっぱ先輩のこと好きだったんだ?」
「いや、まぁ、そりゃいいなって思ってたけど本気とかじゃ」
俺は「ふ~ん」って軽く受け流してたんだけど、我慢できなくて、「もしかしてあれか?しちゃったとか?」と聞くと、「ば、ば、馬鹿野郎!」と顔真っ赤にして肩を殴ってきた。
でもその後、バツが悪そうに、「・・・流されちゃったなぁ。馬鹿だなぁ・・・」とそれを認めた舞にショックを受けるも、しょうもないプライドで体裁を気にした俺は、「いいじゃん。責任取ってもらって付き合えば」と心にも無いことを言ってしまった。
舞はそれを聞いて、「ん・・・まぁそうだね」と答えていた。
ただ舞は、そんな自分が恥ずかしかったみたいで、頭を掻きながら、「あたしってダメだなぁ・・・」と自虐的に笑っていた。
舞はいつもと違う駅で降りた。
「ちょっと野暮用が」
舞はそう言っていた。
そこは田島先輩の家の最寄り駅だった。
家に帰って、俺はようやく失恋したんだってわかった。
もう手に入らないと思ったら、今まで以上に舞のことが好きになっていた。
よせばいいのに田島先輩に、『今、何してますか?』とメールを送った。
万が一の可能性にすがりたかった。
嘘でも『バイト』とか答えてくれたら、安心できると思った。
でも返信は、『舞ちゃんにフェラの講習中』だった。
それからは、もう自分の中の意識を切り替えるのに必死の毎日。
(舞は友達。舞は友達)と、頭の中で繰り返してた。
そうやって意識すればするほど逆効果だったけど・・・。
先輩と舞は、舞の言葉通りちゃんと付き合いだした。
舞が照れ笑いしながらデートの話とかを女友達にしてる舞を遠くから眺めながらも距離を置くことも出来ない俺には、生き地獄のような毎日だった。
ただ舞は俺に対してだけは、そういう話をしてこなかった。
舞は少しずつ変わっていった。
ショートカットだった髪を伸ばし、薄っすらとメイクもするようになって一気に綺麗になった。
“異性を感じさせない芸人キャラだが、よく見ると可愛い女の子”から“ざっくばらんな綺麗なお姉さん”って感じ。
中身は変わっていない。
相変わらず着飾らないというか、さっぱりとした言動。
それが逆に辛かった。
いっそのこと、初めて彼氏が出来て調子に乗っちゃうという、よくあるパターンのほうが良かった。
以前のまま、ただ見た目だけが大人の女になっていく舞を見ていくのは辛かった。
まぁ半年もしたら次第に俺も慣れてきて、特に意識せずに舞と接するようになった。
そんなある日、舞のハメ撮りを先輩に見せられて、ちょっと動揺がぶり返した。
依然舞とは親友だった俺と田島先輩は必然的に仲良くなり・・・。
「女友達がやってるとこ見たくね?そういうのすげえ興奮するよな?」
そんなことを言われ、もう失恋のショックから立ち直れてたと思っていたのでハメ撮りを見せてもらった。
今思うとハメ撮りって言ってもたぶん盗撮だったんだと思う。
すごい引いたショットだったし。
とにかく俺は、舞が先輩の上に乗って、ぎこちなく腰を振って、喘いでいる姿をモニター越しに観た。
いつもの飾らない口調の舞と同一人物とは思えない甲高い声だった。
(AVみたいだな・・・)って思ったのを憶えてる。
「あ、あ、あ、あ!」って感じ。
「ね、ね、もっと、ちゅーしよ?」って、聞いたこともないような猫なで声でキスをねだってた。
先輩は何回も、「気持ちいい?」って聞いてて、その度に舞はこくこくと頷いてた。
「ちんこ好きになった?」って聞かれて、「やだぁ、ばかぁ」って先輩の胸をぱしんと叩いてたけど、先輩の腰がガンガンって動くと・・・。
「あ、あ、あ、あ、やば、せんぱ、あっあっあっ、これ、だめ!」
「何が?何がやばい?」
「やだやだ・・・あ、あ、あ、あ!」
先輩が腰を止めて、「ちんこ?」と再度聞くと舞は、「う~」って感じ悔しそうに頷いてた。
「ちゃんと言えって」
ゆっくり腰を前後させながら、「・・・ち、ちんちん好き」と舞。
その後、舞は口で先輩をイカしてた。
今思うとぎこちない仕草だったけど、一生懸命やってるのがわかって、そんな姿を見るのが辛かった。
しかも口内射精。
さらに会話の内容的に、いつもの事らしかったし。
その一件以来、また舞とは目が合わせられない日々が少しだけ続いた。
舞は田島先輩とは1年ほど付き合い、そして最終的には田島先輩の女癖が原因で別れてた。
「やっぱ恋愛とかあたしの性に合わなかったなぁ」
伸ばし始めてた髪をまたバッサリ切った舞は、タハハって感じで困ったように笑ってた。
その後、大学が別々になって徐々に疎遠になってって、そのまま数年が経った。
でも最近、同窓会で数年ぶりに再会して、そこで会った舞に、「実はちょっとアンタのことが気になってた時期あったんだよね~」とあっけらかんとした笑顔で言われて、なんかモヤモヤしたから書いた。